ブラウン運動をしていた僕の気分も、今日は安定期に入り(どういう意味?)、いつも通りの沈着冷静な自分となった。(だれもそのように君のことを言った人は一人もいない)
さて、ヘッドラインの下巻を読み終えた。この本のジャンルは、いわゆる「スリップ・ストリーム文学」というらしい。どんなのか、っていうと改変歴史SF+ハードボイルド+ミステリー+純文学という境界を侵犯しジャンルを横断する文学らしいのね。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の三冠となっただけのことはあると思う。ただし、先入観を持たないで読んだ方がいい。xx賞受賞作品だとか、期待を持ちすぎてもイケナイし、世間が評しているほど自分が感動しなくても、それぞれ感じ方は人によって違うのだから、一般評価は”糞食らえ”、自分の価値観で感じればいいのだと思うな。人と同じじゃツマラナイしね。
一般的に、科学小説(SF)というのは純文学からすると、少し蔑んだ、下に見ているような扱いをされることがあるけれど、フィリップ・K・ディックをはじめ、文学的にもなかなか侮れないものがある。まあ、これも自分が楽しめれば、ああ、おもしろかったとなれば、それで充分目的は達しているのだしね。 じゃ。(2009/05/04
17:30)