集中出来ない。 2009
5/3
日曜日

 今日から、4日間は、本に埋没するぞと、7時ジャスト、デニーズに行き『ユダヤ警官同盟』を読み始めた。上巻を読み終えるまでは、意識は集中出来たのだけれどね・・・

 普通、本を読むとき、行間の隙間から、現在・過去・未来へと一瞬にワープし、作家の能力に応じた情景が活字→単語→文章と順追って脳の中で変換され、組み立てられた上で、共感・感動という副作用を伴いながら、本を読みますよね。普通、皆さんもそうでしょう。

 ところが、今日は『ユダヤ警官同盟』下巻へ突入し、益々ストーリーが中盤・佳境へ差掛かり、おもしろくなるのに(実際これはおもしろい)本の活字を目で追う際から、意識が外れてしまう。集中できない。あっ、ダメと思って改めて集中しようとするのに、1ページも進まぬうちに気が逸れてしまい、意識がデニーズのシートに戻っていることに気付く。

 要因分析するまでもなく、僕には原因が分っている。

 昨日の○○○さんを至近距離で見つめながら、話をあまりにも長く聞き過ぎたのと、太陽が眩しかったので、強烈に脳裏に残像としてへばりついてしまって、剥がれなくなっているみたい。だから、本の途中で、その残像画像が時折、微笑むという離れ業をしながら、瞬時に文庫本右方向から上から下から後からも、ワイプやオーバラップで入ってくる。つまり、活字の上に画像が被ってしまって、字が読めない。これは僕の責任じゃないと思うのだけれど・・・

 なので、今日は昼から何をしたのだろう。ぼーっとして、少し微睡んだだけだな。もう少し夜になれば残像画像は薄まっているのかもしれないと期待しよう。(2009/05/03 20:07)

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