山しごと実習・第1回[地拵え・植林](初日) 2009
4/19
日曜日

 「奥多摩都民の森」の山しごと実習、今年度第1回目、ここでの受講は今回で7回目となる。毎回、発見と学ぶべき事が多い。天気は快晴、奥多摩駅はハイキング・トレッキングする方でごった返し、天気・気温はまさにうってつけ日和ですしね。

 さて、今回は個人的に参加、受講者は14名、皆さん2度目以上の顔なじみの方ばかり、新島親方、関谷インストラクターの元、楽しい勉強になる一日だった。

 「山のふるさと村」は今回パスとし、ツガヒノキの広場が鹿の食害を受けている。まずは鹿の食害の調査をし、どうするかを判断するとのこと。昔は、奥多摩西側では熊は出ても鹿による食害はなかったらしいのだけれど、鹿の食害は、ここ近年の特徴のようだ。

 木を捕植することを、間刺し(まざし)をするともいうらしい。今回の現場調査で、新島親方の見立てで全面植え直しとの判断、そうですね、これじゃ、植え直さないとダメだと僕も思う。ほとんどヒノキの葉もやられちゃってるしね。

 新島親方の話では、ここ奥多摩では一般的に、間刺しでは唐松(からまつ)を植えることが多い。何故か?針葉樹に比べ、3倍伸びが速いらしい。

□新島親方語録
Q.針葉樹でありながら、落葉するのは?
A.①唐松(常緑広葉樹)、②メタセコイヤ

 植林は、
・針葉樹の場合、谷川に根の太い(主根)方を向ける。
・広葉樹の場合、山側に根の太い方を向ける。

 さて、12:30から、15:30まで、現場で食害のヒノキの周りのボヤを刈って、また、これが棘のあるのがあって、チクチク手に刺さったけれどね、目立ちにくい場所には、白い支柱を立てたりした。

 帰りは、ツガの木広場から、ヒノキの広場を山道を通ってトレッキング気分だね。(部分的に動画あり)

 夕食後、新島親方、関谷インストラクターと全員で銘々に話が弾む。こういった時に山に対する厳しさも聞き、僕の素朴な質問にも答えて貰ったり、何故、針葉樹には年輪が出来て、広葉樹には針葉樹のようなメリハリのある年輪がないのだろうか、あるけれど、わからないだけなのか、とか、喧々囂々、侃々諤々と盛り上がったのでしたよ。

 写真の中でもコメント入れますね。明日も、楽しみ、22:00就寝。

※動画
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