深夜プラス1(原題 Midnight Plus One)を読み終えた。本書は1965年にイギリスの作家、ギャビン・ライアルが発表した小説。邦訳は早川書房の「ハヤカワミステリ文庫」から出版されている(訳者は菊池光)。
書評を読んでも何度も読み返したい本、とある。骨のある冒険小説。洒落が効いている。美人も登場する。ガン、車、大戦の事に詳しい。大人のための小説。憎いくらいに人間描写がうまい。ストーリー展開がハラハラする。
もう何もいうことないだろう。いいぜ、これ。
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キャビン・ライアル
菊池光訳
文庫: 380ページ
出版社: 早川書房 (1976/04)
4発売日: 1976/04 |
(背表紙より)ルイス・ケインの引き受けた仕事は、マガンアルトという男を定刻までにリヒテンシュタインへ送り届けることだった。だがフランス警察が男を迫っており、さらに彼が生きたまま目的地へ着くのを喜ばない連中もあり、名うてのガンマンを差し向けてきた!
執拗な攻撃をかいくぐり、ケインの車は闇の中を疾駆する! 熱気をはらんで展開する非常な男の世界を描いて、英国推理作家協会賞を受賞した冒険アクションの名作。
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