明日から本番切替、気を抜くな 2008
12/26
金曜日

  ただ今22:20、新幹線の中、新大阪へ向けて移動中。巷は御用納めで軽い儀式的なものは会社であったけれど、気持ちは御用納めにはならないし、なれない。

 一年以上かけて準備してきた、プロジェクトのリリースが明日、明後日でおこなわれる。

 直近になって、あれが漏れていた、これをしないと、ってこともあるのだけれど、ひとつずつ着実にしないといけない。全国10ヶ所、北海道から九州まで分散拠点一斉におこなわれるので、まあ、一つ違えば10ヶ所の作業をお願いしている人たちに影響するものだから、その調整だけでも、意外と時間と手間暇がかかるものだよね。

  地域の作業を請け負っていただく方と頻繁に話をするけれど、気持ちよく対応いただける。こんな時、あまり杓子定規に、こうでなければならない、と大鉈を振りかざしてはいけない。相手も工事・切替をそれなりにこなしてきた百戦錬磨のプロなのだから、現場の采配、多少の自由度をもっていていい。ただ、こうでなければ、こうしてもらわなきゃなりません、ってのもあるのだけれどね、現場が動きやすいようにしてあげたいと、いつも思う。

 仕事(ビジネス)は貸し借りだと思うのですよね。今は出来ているかは怪しいけれど、僕はいつもこの気持ちは忘れない。無理をお願いした時は、どこかでこの借り(恩)は返そうという気持ちでやってきた。いつも、無理を強いたり有無を言わさず(時にはあるけれど)を繰り返すと、相手は、「こんな人とは金輪際一緒に仕事するのは御免被る」となるのは必至でしょ。

 次も一緒にやりたいですね、って言ってもらえれば、それだけで救われるし、心から、ありがとう、って思うものね。

 気持ちですよね、何でもね。通じ合わせることが大事だし、嘘偽りなく、正直でありたいし、変えたくないね。「本音トーク」ができないチームやプロジェクトは嘘だ」と思うし、その様な隠蔽ムードの空気が漂ってきたら、絶対うまくいかない。仮にそうなった時は、それを解きほぐす空気を自ら発しないといけない。

 さあ、明日の手順をもう一度目を通すことにしよう。
 じゃ。

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