Hさんの名誉回復なるか?
2008
12/10
水曜日

 先日(11月19日)、『Hさんと寿司屋に行った。』の中で、僕は、あまりにもHりえさんのあるがままの事を素直に、嘘偽りなく書いたが故に、彼の信用を地の底まで失墜させてしまった(らしい)。 僕からすれば、逆に、「箔が付いただろう、おっ」ってことなんだけれどね。

 ははは、今回は、彼に名誉挽回の機会を与えようではないか、”ラストチャンスだよ、気を抜くではないぞ・・”ってことでね企画された。(ただ、呑みに行っただけでしょ?)

 今回は、「赤坂」という厳かなキーワード、今日は「ボーナス支給日」の心のゆとりのAND条件で、”男二人で呑んで何が楽しいのかねぇ”と日頃は断るのだけれど、今日は明らかに魔が差した。

 場所は、赤坂というか、赤坂見附の割烹『三佐和』でHりえさんは20年以上の馴染みの店らしい。

 カウンターが七脚、小部屋が2つ、ご夫婦と若い丁稚奉公一人で切り盛りをしている。でも、今日は10件ほど、お断りをさせてもらったと女将が言っていた。

■名誉回復編
 親孝行なHりえさんは、先日、母親と上山(かみのやま)温泉に出かけ、お母さんが、もういいよ、というまで米沢牛を口の中に押し込んだらしい。(もう少し優しくしたらんかい、おっ、コラ)

 名誉回復の話題はこれだけかい、もっとお涙頂戴、人は見かけによらないねぇ的な話は、この後はぷっつり途絶えた。

■悪魔編
 Hりえさんは車2台を所有する。一台はカッコつけのためのベンツ、モデルは何だっけ?(詳しくないのでワゴンタイプだな)、もう一台は、フットワークよろしく、妾を連れて、どこにしけ込むのかは知らないが、MAZUDAのロードスターを乗り回している。「白内障の手術」と法螺吹きながら、ライト光量アップを手安く請け負い、荒利を稼いでいる(らしい)。

 料理は、旨かったね、フグの唐揚げ、本物ししゃも、ばくらい(このわたと海鞘の和え物)、九絵(アラ)のお造り・・・などなど。僕はグラスビール(モルツ)を4杯と5杯目を70%飲んだところで、酔いと眠気がエスカレートしてしまったな。最後は梅茶漬けまで注文しちゃうもんね。

 でもね、料理通で通しているHりえさん、僕は、どこそこ産の何々とか言われても、あまり気にしない、外国産であっても、自分が旨いと感じりゃ、それで良いのじゃない、素材がいいもの、珍しいものは自ずと高いしね、高級&珍味&希少価値=”旨い”の公式は、ある程度あるかもしれないけれど、僕はどうでもいいな、って感じ。通ぶったりするのは慣れていないしね。自分が旨いか、口に合うか、体が受け付ける空腹感があるのか、健康状態は良好か、その逆か、しかないでしょ。

 Hりえさんに善人、もしくは悪人のどちらのレッテルを貼るかは、明日の請求金額しだいで、僕の判決はどちらにでも倒れる矢じろベーだね。

 じゃ。
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