今日は娘の△△△の１９歳の誕生日。△△△とは数ヶ月に一回の割合で会うから、状況もよく判っていて、そう心配はしてない。

　△△△が生まれた時、髪の毛が真っ黒でフサフサというより、ズラを乗せたのかと見間違うほどの髪の毛の量だったのが印象に残る。

　僕に少し似たところがあって、後先考えず、思い立ったら即行動するタイプだから、石橋を叩いて渡るってことはしないな、できないってことかな。

　子供の頃から、積極的で、何でも自分で試してみないと気が済まないところがあったし、小学時代は本の虫で、小六のクリスマスでサンタにプレゼントされたＩＢＭホームページビルダーで自分のプライベートなサイトを作ってたね。ｈｔｍｌソースを自分なりにいじって、サイトに宣伝で載っかっているバーナーを自分で勝手に消して注意を受けたとかで照れていた。

幼稚園時代、少しよそ行きで

　思い出すのは、子供時分は、母親とはどこへでも必ず一緒に出かける仲良しだったのだけれど、離婚後、帰宅が遅くなったり、それを咎められてはまた、その悪循環で、中学３年から高校にかけては、一時、金髪顔黒だった。

　２年程前、母親と大喧嘩して、その時ジョナサンで昼飯をいっしょに食ったんだね、別れ際に、「じゃあね、友達んちに泊まりに行くんだ」と言って、手にはいっぱい着替えを詰め込んだ紙袋を下げていた。まるでホームレスか、家出娘バリバリって感じでね。

　どうしようもできない自分が、なんで娘にこんな思いをさせてるのだろう、と自分自身が不甲斐なくて、腹ただしくて、トボトボ紙袋を下げながら歩いていく△△△の後ろ姿を見ながら、涙が溢れ出てくるのを止められなかった。

　そんなこんなで、その後、アパートを探して、今は一人で住んでいる。高校も中退しちゃったけれど、その分、世間に速く揉まれて強くなった、ちょっとのことじゃへこたれないだろうし、学歴だけで世の中渡ってはいけないし、見栄や世間体は気にしない娘だ。

　今はアパレル系で正社員で頑張っている。毎日自分で弁当を詰めてね。金がないときはフリカケだけの時もあるらしいが、自分でやりくりしている。まだ、甘えたい年頃なのかもしれないのに気丈だ。

　△△△は自分でシアワセを掴むだろうと思う。器用で頭の回転は速いし、何をやらせても飲み込みはいいから。

　△△△、今度また焼き肉行くぞ！！