2008年10月16日(木) 

作家、山本一力さんはハマルよ!

 「匠の会」という同窓会的営みをやっていて、年に一回程度ホテルで飲み会をやっている。僕は永久幹事としてやらせてもらってるのだけどね、来月、14日(金)に、一年ぶりに開催することになり、その段取りを少しした。

 詳しくは、「匠の会」公式サイトで。

 幹事役をやらせてもらって、早い話が雑事全般なのですけどね、僕はそんなに嫌いじゃないし、どちらかと言えば楽しみながらやってますね。

 旧知の人たちにも会えるし、また、新たな方とも面通しができますしね、親分である浜田ボスも楽しみにしてくれるし、まあ、ホテルでといっても、全然、片苦しいってこともないから、お気楽モード全開ですね。

 本の話題。中場利一さんの「ミスター・シープ」を読み終え、彼らしい作風だけど、前作の「ノーサラリーマン・ノークライ」の続編で、少し素材を諸々盛り込み過ぎたかな、って感じがなくもないね。でも、彼のユニークさ、大阪・岸和田人独特の土着民独自のおもしろさったらないよね。舞台は東京なので、「岸和田愚連隊」の真骨頂的じゃないけどね。

 僕が、ブログで『おっ、コラ』というのは彼の「岸和田のカオルちゃん」からモロ影響受けているし、岸和田に一年半住んだし、岸和田だんじりを引かせてもらった経験もあるからね。


 さて、山本一力さんの「蒼龍」を読み始めた。直木賞受賞の「あかね空」に至ることになる新人賞を取った作品で、彼は借金を返すために作家になったのですね。
 「あかね空」「だいこん」「ワシントンハイツの施風」「損料屋喜八郎」「梅咲きぬ」の5冊を読んだけれど、この時代小説、読み始めるとハマルよ。

 時代物の作品なんて僕の好みじゃなかったのだけどね、深川を中心とした彼独特の練りに練られた物語、人情味があって「生きる力」を沸々と助長させるパワーがあるね、絶対、誰しもが彼のファンとなることは間違いないよ。

 江戸時代の金銭といえば、大判・小判だけれど、単位としてはね、

 一両=五千文
 一両=四分
 一分=千二百五十文
 一両=十六朱
 一朱=三百十二.五文
 一貫=千文
 小粒銀=二百六十七文
  ってのが、本を読んでいるとよくわかるよ。小判も年号に応じてxx小判、□□小判とか呼ばれるんだね。大判は庶民の間じゃ、使わないし、一般的にも流通していないのだってね。引き出物みたいなものかな、いざ、使おうとしたらは両替をしなきゃいけないし、両替の手数料も取られるしね。

 ”ここ掘れ、ワンワン、すると大判小判がざくざくと、黄金色に輝く・・・”、なあんて、僕にはお金には縁もゆかりもない話だね。無くたって十分、人生は楽しめるんだからね、かえって邪魔・・・(言い訳がましいぞ、おっ、コラ)

 じゃ。

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