2008年8月11日(月) 
 天然、緑の匂いは脳が喜ぶ

 今日も快晴・猛暑だね。僕の故郷は下航空写真の赤丸印に位置する。福井川から橘湾へ流れ込む下流なんだね。

 子供の頃は、前の海ではアサリが豊富に採れ、春先は潮干狩りの人で賑わったものだね。牡蠣も小振りだけれど、天然物がたくさん採れた。子供時代、牡蠣は嫌いだった。今は大好きなのにね。

 「あかね空/山本一力」を読み終えた。これは平成14年度の直木賞受賞作品でね、だから、どうだってのはないのだけれど、豆腐職人の人情溢れる家族愛や絆、それに絡む深川の人々、一歩間違えばだらっとなる話がこの作者は力があると思ったね、もっと早く読んでおけばと悔しい。フィクションだけれど、時代と場所が明確で、話が機敏で江戸時代の事実考察も緻密でね、それと深川と呼ばれる今の門前仲町を中心に東西線によく乗るし、木場は僕がよく歩く場所でもあるから、また一段と馴染むね、ひとり、お気に入り作家が増えたので、他の作品も順次読んでみたい、読まずにおれるか、ってことになるね。

 さてさて、帰ってくると近所を散歩したり、バイクで徘徊するけれど、「変わっていない」ことを期待しつつ、念じつつ、祈りつつって感じで、昔のままだとほっとする自分がいる。高校生までは徳島って田舎だな、と感じていたけれど、今はこんな自然があって素朴な場所はない、素敵だと思うもの、だって酸素密度も高いし、家の周りは緑の匂いがする、これ、皆さんわからないだろうけど、緑の鼻孔を擽る匂いってあるんですよ。脳が喜ぶ匂いね。
 今日は昼前からプチ・ツーリングをした。家から南にR55を下ると高知の東先端の「室戸岬」までがジャスト100kmだから、往復200キロ、のんびり巡航速度で往復した。

 僕がお先にと手合図で進路を譲った車が3分後にパトカーのお世話になっていた、そんなのが他に2回、横を通り抜けながら、「あのね、そんな10キロや20キロ余分に飛ばして何になるの・・・」と思うな。皆さん、速度違反をすると運が悪いとかほぼ100%近い方は言い訳するけれど、そうじゃないね、いつもしている速度超過のお咎めがあっただけ、で、罰金の一つで済んで交通事故にならずに、ああよかったな、感謝感謝、安全運転でいかなきゃ、と思ってほしいんだね。運が悪いだけで片付けて反省しなきゃ、進歩はないって事でしょ、自業自得だな。

 明日はお墓掃除を兄とする予定。じゃ。。
高知の室戸岬

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