今回はザ・ビートルズ、オリジナルアルバムで通算5枚目となる映画にもなったHELP!を取り上げてみたい。
イギリス発売は1965/08/06、日本は1965/09/15、初CD化は、1987/04/30となっている。
#1〜#7の楽曲が映画”HELP!”のサウンドトラックとして使われた。
オリジナル12曲、カヴァー2曲、(#8,#14)の構成。
|
過去、ブログでHELP!について書いた。→『♪THE BEATLES / HELP!はMTVの先駆け』
A HARD DAY'S NIGITの映画も大ヒットしたため、予算も潤沢に割り当てられた。モノクロではなくオールカラーで作られたアイドル的な映画ともいえる。
彼らは、アイドルからミュージシャンへ変貌しつつある端境期な時期ではなかったか。まだ、全世界ツワーに忙殺され、超人的なスケジュールでライブもレコーディングもこなさなければならなかった。
ゆっくりと過ごせるのはホテルのバスルームだけだったと有名なエピソードもある。
|
この映画のタイトルとなったHELP!、実は当初のタイトル名は、Eight Arms to Hold Youだった。
ジョンは押し寄せるファンとプレッシャーから、”心底ヘルプと叫んでいたんだ、誰も気付かなかったけれどね”と、これも後のインタビューで答えている。
世界中のファンが押しかけ、(公演先の)有力者や、障害麻痺を患った人を隠れ蓑にして近づいてきた。
たった4人の若者を渦中に巻き込んだのだった。
|