公式アルバム、映画にもなったサード・アルバム、英国で1964/07/10、日本では1964/09/05にリリースされたA HARD DAYS
NIGHT。
全曲オリジナル、唯一リンゴ・スターのヴォーカルがないアルバムでもある。
折しも♪抱きしめたい♪がアメリかを席巻し、世界にビートルズ旋風、ビートルマニアが吹き荒れる中、ミュージックシーンで実質世界の頂点を極めた頃だった。
全体に統一感があり、フォーク・ロック先取りもあり、全体が甘酸っぱく、ロマンティックな風合いがあり、全曲外れがない。
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当時は今のようにVIDEOもなければDVDもない時代、彼らの動く姿を見るのはテレビか映画でしかなかった。
動くビートルズをこの映画で初めて見た方も多いのだそうだ。ライブで絶叫するファンがこの映画からも見てとれる。
A面(#1-#7)が主に映画で使われている。どれも素敵だ。
一曲選ぶとすれば、ANY TIME AT ALLを挙げたい。
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ジョンは、自分の声をあまり好きではないのか、コンプレックスを感じていたのか、変えたくて仕方なかったと何かの書物で読んだことがある。実験的に試行錯誤を繰り返すのだが、デビューアルバムからヘルプまでのシャウト時代が続いている。
ジョンの声は、ダブルトラック(ヴォーカルを2回オーヴァー・ダブの重ね録りの手法、二枚舌とも言われている)されることが多いが、凡人には真似できない声質だろう。
後期のアルバムではジョンの声質も変化をみせている。
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