The Beatlesの公式アルバム、順追って拾っていきましょう。まずは、1963年、鮮烈のデビューアルバム。
カヴァーあり、オリジナルあり、当時は曲をまとめて寄せ集め的にアルバムをリリースしていたこの時代、このアルバムもシングルのLove Me Do/P.S.
I Love You/Please Please Me/Ask Me Whyがフューチャーされている。以降のセカンドアルバムからはシングルはシングル、アルバムはアルバムと明確なコンセプトがビートルズの場合は出来上がる。
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シングル以外の曲(10曲)は一日で録音された。最後のTwist and Shoutはジョンが絶叫に近いシャウトをCDでは聴けるが、ほとんど声が潰れ(風邪をこじらして飴をなめながら喉の調子を整えた) それでも渾身のパワーを込めた歌いっぷりだ。嗄れ声となっているが、それはそれで味わいがあり、本当にシャウトしてる感じが最高だ。
一発録りのシンプルな心地よさ、何にもいじっていない音、これこそロックンロールの原点でしょう。
さあ、ビートルズ・ワールドへようこそ、ここが入り口です。お待ち申し上げておりました。
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【概要解説】<アマゾン参照>
1963年にリリースされた記念すべきデビューアルバム。彼らの出世作となったセカンドシングルをタイトル曲としてフィーチャー、トップアイドルとしてのビートルズの地位を決定づけた作品だ。
シングル曲を除く全曲をたった10時間のレコーディングセッションで録音してしまったという有名なエピソードが示すとおり、録音はほとんど一発録り。それだけに、ジョンやジョージが「ビートルズが最高だった時期」と呼ぶハンブルグやキャヴァーンの、ハウスバンド時代の演奏に最も近い音が収められた1枚だ。(星野吉男)
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