2008年4月27日(日) 
プラネット・テラー in グラインドハウス、映画の総合百貨店だ!!   -PLANET TERROR-

 昨日のブログのお約束通り、感想を。

 どんな映画か、って擬音で表すとですね、
 ・びちゃ
 ・どばっ
 ・べちゃ
 ・ぐちょ
 ・ぱかっ
 ・どぼっ
 ・ばりっ

があって、
 ・ばきゅ〜ん
 ・バリバリ
 ・どっか〜〜ん
 ・グウォ〜ン
 ・きゅるきゅるるー

もあって、
 ・すぱっ
 ・くるっ
 ・あちゃ〜〜

それでもって
 ・あっは〜〜ん
 ・いや〜ん
 ・た・ら・ら・ら〜ん

もあるし、
 ・さらさらさら〜〜り
 ・そよそよそろり〜

で終わる映画ですね。

凄く判るでしょう。
何? わかんない、修行が足りないねえ・・・
 映画でメシを食おうとする方は、学ぶべき素材の宝庫、ありとあらゆるジャンルが、”これでもか、ええっ”て位、てんこ盛りされている。「映画のバイブル」とも言えるのじゃないかな。

シナリオ学・音響工学・照明工学・映像工学・モンタージュ理論・特殊メイク・危険物取扱技術等々、学んでおく必要があるね。特にカメラアングルとカット割りにはセオリーが100個以上詰まっている。これは事実。言い出せば止まらないから今日は割愛ね。

 それに、制約条件(現実・真実・事実)として、予算の上限、期限が決まっているし、お金をかければ何でも出来るSFXじゃないし、過剰品質(金メッキ)とならない、なれないから、知恵もださなきゃならないし、プロジェクト予算も少額の中でスポンサー、オーナーの満足を得て、延いてはエンドユーザの顧客満足度(CS)まで考える、これはプロジェクトマネジメント能力を駆使し、プロデュースしなきゃいけない。コンティンジェンシー予備費の幅も狭いだろうしね。予算・ロケ地etc、の交渉能力、折衝能力や営業マンの上映劇場の決定とローテーション化も少人数でやりきらなきゃならない。
 難しいのよ、こういった映画制作は、と、専門学校で『映像工学』の基本・基礎を学んだ僕には判る(かな?)

 で、僕は、こんな「スラッシュ」で刺激的・インディーズ系の「エクスプロイテーション(センセーショナルな側面を持つ低予算のB級映画)」や「セクスロイテーション」や「カーアクション」や「マカロニ・ウェスタン」や「香港カンフー」もすべてインテグレートされた映画にこそ、エンターテーナメントと言えるのだと思うね。

 「ぐちゃ・びちゃ・べろっ・どばっ」って中でも、平気でご飯食べられるし、食欲をソソラレル映画ですね。

 ハリウッド映画の綺麗な映像に慣らされちゃいけない、サバイバルじゃなくなっちゃうからね。

『死んでも観るべし!!』かな。でも、グチョグッチョビチャビチャドバドバだよ。

けれどね、学ぶことが多いね。

 じゃ。


| 公式サイト| キャスト | ストーリー | 4.23 Deth Proof (My blog) |
監督: ロバート・ロドリゲス
製作: ロバート・ロドリゲス
エリザベス・アヴェラン
クエンティン・タランティーノ
製作総指揮: サンドラ・コンディット
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
脚本: ロバート・ロドリゲス
撮影: ロバート・ロドリゲス
編集: ロバート・ロドリゲス
音楽: グレーム・レヴェル
出演: ローズ・マッゴーワン チェリー
ブルース・ウィリス マルドゥーン
フレディ・ロドリゲス レイ
ジョシュ・ブローリン ブロック医師
マーリー・シェルトン ダコタ
ジェフ・フェイヒー JT
ステイシー・ファーガソン タミー
ナヴィーン・アンドリュース アビー
マイケル・ビーン ヘイグ保安官
レベル・ロドリゲス トニー
ジュリオ・オスカー・メチョソ ロミー
ニッキー・カット ジョー
エレクトラ・アメリア・アヴェラン 双子のベビーシッター
エレクトラ・イザベル・アヴェラン 双子のベビーシッター
トム・サヴィーニ トロ
カルロス・ガラルドー カルロス
マイケル・パークス アール・マクグロー
クエンティン・タランティーノ レイピストその1

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