2008年3月8日(土)
レニー・クラヴィッツや、「本は10冊同時に読め!」
を紹介しようとしたのに・・

 今週も、いつものように、午前中は、デニーズ→TUTAYAの周回コースをした。

 日々の出来事を書くのが、ブログなのだから、TUTAYAで買ったCD、借りたCD、買った本を紹介しましょ。

◆PAUL GILBER /SLIENCE FOLLOWED BY A DEAFENING ROAR購入
 →ずっと買おうか、買うまいか、迷っていた。元、MR.BIGのギタリストだ。今回のは、ギターインスト(歌なし)のみのソロアルバムでね、90年代は、MR.BIGのLIVEも行った。彼は、RacerX時代から、超速弾きで鳴らしたギタリストだけど、メロディーもいい、MR.BIGでは自分のしたい方向性とは食い違っていたのだろうな。ソロアルバムの、King Of Clubs、ラストの曲、♪I Do♪は、涙が出るほど美しい。

 話がいつものように、ぶっ飛びますが、
 離婚後、3年位前に、高校3年となっていた息子とポール・ギルバートのLIVEに誘って、渋谷CLUB CUATROに行ったことが懐かしい。 Space Ship OneのソロアルバムがReleaseされた頃だった。
 ファンが、ノリノリな時、息子だけは、微動だにせず、ひたすら、ポール・ギルバートの手元に釘付けだった。

 子供達へは、小さい頃から、僕と前妻でロック漬けしてきたし、小学生の低学年には、ベンチャーズが弾いていたモズライト(mosrite)の子供向け?の小さいエレキギター(造りはまったく手抜きなしのギター)を与えてみたが、食い付きは弱かった。僕はビートルズを中心に、彼女は、ヘヴィーメタルやハードロックを、家の中や、車の中で聴かせていた。

 話が逸れるが、前妻はロック大好き女で、バーン(ヘビメタ専門誌)は、表紙から裏の発行年月日まで全部読む程の活字中毒だったし、あらゆる事に超詳しかった。

 付き合っている頃は、ジューダス・プリーストのライブに一緒に行った。長男が、小学高学年、中学生になった頃、ようやく、長年待ち望んだ、二人でライブに行くことができるようになった。夕ご飯をこしらえて、「誰が来てもチャイムを押しても、出てはいけませんよ。」と念押しし、エアロ・スミスや、OASISや、ブラック・クロウズ、イナフ・ズナフ、バックチェリー、他も、色々ライブに一緒に行った。ライブの時に限って、彼女が、普段しない、薔薇色の真紅のルージュをさすと、いっしょに歩く僕もドキドキするほど、美しく輝いて見えた。現に多くの男どもが振り返っていた。このときは、ライブが終わる直前、出口に人が溢れかえる前に、二人で速攻、家路を急いだ。

 家族でライブも行ったな、KISSは家族4人で、オリジナルメンバーでの再結成・メイク(化粧)版の時に行ったな、東京ドームへ。娘の△△△には、ステージが見えるように、脚立を僕が日曜大工して、持って行った。ジーン・シモンズの血を流し、火を噴くパフォーマンスも見られたしね。これはもっと子供が小さかった時かな、第一回目の初日、'97FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)も『日本の音楽史に残る伝説の一日』だった。大暴風の中、THE YELLOW MONKEYを、僕は長男を抱き上げながら、彼女は娘を抱えながら見た。会場は、雨・風の暴風雨で、土はぬかるんで、田んぼ状態だったな、過去のドキュメンタリー映像が一瞬映っているけど、実際はもっと、ひどかったな、雨と人の熱気で、体から蒸気が上がり、ステージが霞んで見えにくい程だったな。他に、イエモンは家族で3回位見ただろうか、子供達もTHE YELLOW MONKEYの大ファンとなっていた。

 あ、そうそう、前妻は、高校から女だけのロックバンドを組んで、ギタリストをしていたらしい。高校の時、ライブハウスに観に行って、そのバンドのギタリストが都合で出演できなかったから、「XXXちゃん、頼む、代わりに出て!」、と言われ、速攻曲あわせをして、飛び込みギグとなったらしい。関西ではメジャーなLマガジンに、「高校生ギタリスト少女現る!」的な見出しで、旨さ・ノリの良さ、即興性等、を紹介されたらしい。関西キー局のTVにも何度か、バンドで出演したみたい。

 彼女は、洋裁も得意で、生地の名前も全部知っていた。僕が言い当てられたのは、パジャマの生地なんかにする、「ネル」だけだった。パッチワークも上手で、僕も作り方だけは知っている。家事・炊事・洗濯は大好き、家のことをするのが大好き、何をやらせても完璧で、センス良く、しかも、超早い、料理を作りながら、使ったお鍋は片っ端から、ささっと片づけ、食べる時は、キッチンはいつもキレイに片付いている手際の良さがあった。器用な人は何をやっても器用なのだと思った。

 彼女が38歳の時、相模大野の駅前(学生が多い街なので)で、「あのう、学生さんですか?」ってインタビューを受け、「あのう、私、子供が二人いる主婦です。」と、答え、相手が腰を抜かしていたなんて、シャーシャーと、笑いながら、うれしそうに自慢する人だった。「逃がした魚は大きい」、とは思うが、今は一切未練はないけどね。また、いつものように話は無限発散しているね・・・過去は戻らない、前進あるのみじゃ・・・

 それでね、離婚後、息子が高校1年の時、いきなりロックに目覚めてしまったようだ。家にあった前妻の<B.C.Rich/BICH-3500JE-10 10弦仕様>と全く同じ仕様のフェルナンデスのギターに飛びついて、独学で、前妻に教えてもらいつつも、HARD ROCKに傾倒していった。手の鈍っている前妻をすぐに追い越し、僕がそっと遊びに家に行ったとき、イングヴェイや、Angraの曲をCDを再生しながら、完コピをしていた。前妻より、遙かに旨い。センスはいい。超速弾き派で、ピッキングしている右手はほとんど動いていないように見える。「パパ、ギターはピッキングのほうが難しいんだよ。」と、息子は静かに語っていた。自分で貯めたお金で、ギターも買っていた。

 僕の家に遊びに来たときは、御茶ノ水のギター街も一緒にまわり、彼のあこがれのギターを、あれやこれや、試し弾きさせてもらった。ギターの話をし出すと、シャイな息子も止まらない。
 「いいな、いいな。」
と、言いつつも、僕には絶対買って、とは一言も言わない。
ほしけりゃ、自分でバイトでもして買うだろう。

 僕は詳しくないけど、ギターの音を変えるパーツがいろいろあるでしょ、ギターとアンプの間に入れるボックスタイプのやつ、それも中古で数千円だから、買ってやるよと言っても、「いいよ、自分で買うから」、と言い張る。で、結局、半分だけもってやることにした。「パパ、ありがと、ありがと。」とウルサイ。

 中学の時にテレビゲームに没頭していた時とは、目の輝きが全然違う、キラキラしてるんだよね、熱中できるものが出来て良かった。それに素直に育ったと思う、とても優しいし、他人に迷惑をかけることを、とてもいやがる。だから、他人に対して思いやる心が強い、僕にしてみれば、男なのに、「そんな弱気でどうする、もっと、ガンガン、いったらんかい、おう。」、って感じなんだけどね。

 「パパ、そんなことしたら、迷惑でしょ。やめなよ。」って諭されるケースが多々あって、
 「XXX、そっくりやんか。」と、心の中でぼやきつつも、躾をちゃんとしてくれた前妻には感謝したい。
息子とは、訳あって、もう、2年5ヶ月逢ってないのだけど・・・・
何かね、ポール・ギルバートのCDを買えば、息子に近づくことが出来るような気がしてね、逢った時に、すぐ、話題に事欠かないし、複雑な心境・・・

 ほんとうは、こんな事書くつもりじゃなくて、CDレンタルした、LENY KRAVITZのことや、「本は、10冊同時に読め」成毛眞(元マイクロソフト社長、現在、(株)インスパイヤ設立)の話がしたかった。

 今日は、レニー・クラヴィッツ三昧だったこと、
 「超並列」読書術を試そうとも思って、アマゾンで20数冊注文したこと。

 本の話題は機会があれば、追ってするね。

今日、注文した本は以下のとおり。暫く節約生活をしようっと。
  1. 失敗の本質―日本軍の組織論的研究
  2. ノアの洪水/ウィリアム ライアン
  3. 鷲は舞い降りた(ハヤカワ文庫NV)/ジャック ヒギン
  4. タオ自然学?現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる/F・カプラ
  5. 水滸伝 上 新版 (岩波少年文庫)/施 耐庵
  6. 水滸伝 中 新版 (岩波少年文庫)/施 耐庵
  7. 水滸伝 下 新版 (岩波少年文庫)/施 耐庵
  8. 困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)/R.P. ファインマン
  9. ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
  10. 源氏物語 巻一 (講談社文庫)/瀬戸内 寂聴
  11. 源氏物語 巻二 (講談社文庫)/瀬戸内 寂聴
  12. ボッコちゃん/星 新一
  13. 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)/星 新一
  14. 百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫)光瀬 龍
  15. 深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫)/ギャビン・ライアル
  16. 星を継ぐもの (創元SF文庫)/ジェイムズ・P・ホーガン
  17. 果しなき流れの果に (ハルキ文庫)小松 左京
  18. 鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
  19. 国の競争優位〈上〉/マイケル・E. ポーター
  20. 国の競争優位〈下〉/マイケル・E. ポーター
  21. タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる
  22. 黒死病―疫病の社会史/カンター,ノーマン・F.; Cantor...
  23. モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)/フロイト
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