省吾のプログ
ブログトップ 2008年1月22日(火)

 徒歩出社を初めてかれこれ5年位経つ。毎日じゃない、気が向いたとき、体を動かしたいとき、ロックの新譜を聴きたいとき、ちょっと体を絞りたいとき、理由は何であれ、「よし、明日は歩くぞ。」と思えば少し早寝して、目覚ましを5時近辺に合わせ爆睡モード。目覚まし時刻セットの大概10分前に「ビシャッツ」と目が開く。体内時計が正確なほうだと自分でもいつも不思議な感じがする。

 シャワーをさっと浴びて、iPodを胸ポケットに、BOSEのヘッドフォーンを頭に引っかけ、さあ、出発。週に3回の時もあれば、月に1回ということもある。真夏も真冬も関係ない。あくまで自由采配で体が欲するときに歩くことにしている。「こうでなければならない」なーんて決めても絶対長続きなんかしないしね。ポイントは、楽しむかどうか、僕の場合はそれだけ。誰かと一緒になんて絶対無理。自分がしたくないことを誰かがいるとやれるとでも思っているのか、これも絶対長続きするはずがないしね。

 徒歩コースは、ちょうど家(市川市福栄)から舞浜駅のあるR357突き当たるまで進み、R357(湾岸道路)に沿って歩道を歩く。2006/6まではお台場が勤務地でジャスト18km/3Hだったのだけど、東品川<りんかい線/品川シーサイド>に勤務地が越してからレインボーブリッジの歩道横断可能時間帯が制限されていて、朝の時間帯では会社まで25km完遂徒歩が成せずにいる。なので、新木場までの12kmが2Hコースでほどよい感じかな。今度はR357→東雲→晴海通り→15号線(第一京浜)で会社まで30kmは是非チャレンジしてみようと。5hだからね、4時にスタートすればいいのだから。。時速6kmは計った様に正確に刻める。少し調子に乗れば時速6.5km位か、今日も新木場まで12kmが1H50Mだから、普通に歩くより10分稼げた。

 何が楽しくてそんなことするの、って<歩くこと>の話をすると、きょとんとした顔をされる。実際僕は変わり者だとも思う。でもね、理由は何かと言えば、「心地よい」、四季を通じて感じる季節感がたまらなく気分が良くて普段気づかないありふれた町並みや風景に発見を感じるし、脳みそにどっくんどっくん新鮮な血液が送り込まれているのが自分でも判る。脳が活性化されるし、不二家のペコちゃん人形ごとく頭をフラフラ揺らしながらロックガンガン、これは凄く脳波からα波かなんか判りませんが、いい信号が出てるね、この乗りで会社に一気に駆け込め、だね。朝から電車で居眠りしていて会社に着いてから、頭がさくっとエンジン100%全開に成るわけないしね。なのでね、{朝は大事}{一日の始まり}{始めよければすべて良し}なんです。

 今日、朝、携帯カメラで歩きながらスナップしたので紹介するね。
R357の京葉線、舞浜から葛西臨海公園へ行く時の橋から。ちょうど時刻は6:50位。暗闇からほのぼのと明るくゆっくり白み始める。今日も一日がゆっくり動き出す、って感じがいいですね。
葛西臨海公園を左側に交わし、R357に沿ってこんな小道が1km程続いている。夏は蜘蛛の巣があるから小枝を振り回しながら、振り払いながら突き進む。
一匹猫ちゃんにもよく出会う。僕は猫好きなので、「にゃーん。にゃーん」と歩み寄っては、何とか手馴づけたいと思うけど、警戒モード100%の猫ちゃんは50cmってところでぴょんと飛び退く。この猫ちゃんは左目がほぼ失明状態。ちゃんと動物病院で手当てしてあげたいと思うな。
「あらかわこうはし」、ここは、自転車が渡ることが出来るようにスロープになっている。斜度は15度程度か、この場所はスロープが終わったところ。スロープを一気に駆け上がれ、って気持ちで助走を付ける。何故か、・・・・・理由はもうそこまで来ている・・

さあ、ここで180度体を捻ってみよう。「今日の料理の出来具合はどうなんだ。」、って祈るような気持ちでね、逸る気持ちを抑え焦らし、ゆっくり振り向くとね・・・・
そう、そこには・・・・
これが、僕が名付けた、「葛西臨海公園/観覧車のサニーサイド目玉焼き」でね、ちょうど新木場向けに架かる大橋から葛西臨海公園側を望んだところ。今日は黄味が少しはみ出してるでしょ。これが観覧車の中心部に、ぴしっと位置すると最高でね、冬場はこれを観るのも楽しみの一つ。すばらしいでしょ、自然と人工の融合って感じでしょ、コラボってやつかな。 (心の声:おまえの頭はやっぱりおかしいだろ、どこがコラボだってーえの、一度頭を分解点検してもらったほうがいいんじゃない)

深呼吸を胸一杯、そう、もう一回、深くゆっくり吸い込んでゆっくり吐きましょう。そしてね、自然の力を吸収するんだ、超気持ちがいいのですよ。”生きてる”って感じ、充足感がたまりませんね。
ちょうど橋の中央から、冬場は風が強く超冷たいのだけど、もう体は「人間湯たんぽ」状態、今朝も0℃近かったかもしれないけれど、全然冷たくなくて爽やか。橋から見下ろしながら遠くも見つめつつ、贅沢な景観でしょう。すばらしい。

※R357、首都高、JR京葉線も全部平行に繋がってますね。
右手に見えるのは新木場にある「夢の島」と名付けられて(るんでしょ)いるゴミ焼却場。
夢の島にはウォーキングコースというのか、サイクリングコースがあってR357に平行して、こんな小道が続いているのですよ。ここでワンちゃんのように決めた場所に立ちションを。まあ、人間的マーキングで条件反射的にしてしまうね、さすがに片足は上げないけどね。

春は新緑の新芽の黄緑色を目と鼻で感じ、
  夏は木漏れ日を浴びて涼しみながら清涼感を満喫し、
   秋は色づく葉っぱを眺めながら哀愁を味わい、
    冬は松の落ち葉の針葉樹のするっと滑る感じを踏みしめ足の裏から伝わる感触を楽しむ。
ね。いいでしょ、こんなに安上がりでシアワセ気分になれることはないよね。
アスファルトより断然土を踏みしめる方がいいですね。自然が一番、人工的なコンクリートより絶対いい。
こんな橋もあってね、今日はいないけどここを住み処とする猫ちゃんがいてね、この子は僕が手招くと「ごろにゃーん」とすり寄ってくる。そして、耳の横っちょを擦ってやるんだ、僕も猫になりたいって心境になるな。
ここを過ぎて、もう200mもすれば「新木場」に到着。あっという間の1時間50分。エネルギーフルチャージって感じかな。