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8.3 Quality Control
品質管理

※成果物の正確性
■品質管理とは、特定のプロジェクトの結果が適切な品質規格に適合しているかどうかを判断するために、結果を監視し不満足なパフォーマンスの原因を除去するための方法を特定する。
・予防:業務プロセスから欠陥を取り除く
・検査:顧客の手元に欠陥を持ち込まない
・計数値のサンプリング(属性抽出):製品外仕様に合致しているか否かを検証
・軽量値のサンプリング(変動抽出):適合度を測定するための連続的な尺度により、結果を等級付けする。
・特殊要因(異常事態)
・無作為要因(通常のプロセスにおける
・許容誤差(結果が規定の許容誤差の範囲内であればその結果は受け入れられる)
・管理限界(結果が管理限界内であれば、そのプロセスは管理された状態にある)
●品質目標に合致させることの目的は、やり直し、手直しの減少、高い生産性、コストの減少、ステークホルダーの満足の向上。

INPUT

●品質のコストは、品質計画、品質保証、品質管理、ならびに手直しの作業コストを含む。
×ISO9000取得費用は含まないことに注意
※デミング:品質管理のコストの85%は豆地面との責任。
※グロスビー:検査よりも予防に多くのコストをかけるべき。
■適合のコスト
1.品質管理計画
2.トレーニング費用
3.管理費用
4.評価費用
5.品質検査費用
6.保守と整備費用
■不適合コスト
1.直接やり直し費用
2.スクラップ費用
3.追加材料費用
4.改造費用
5.補償、リコール費用

1.作業結果(Wrok results)
 ⇒プロセスの結果と成果物の結果の両方
2.品質マネジメント計画書(Quality management plan)
3.運用基準(Operational definitions)
(品質メトリックス=品質測定基準)
 ⇒品質管理:品質の測定の尺度の解説とそれらをいかに測定するかについて具体的に述べたもの。
4.チェックリスト(Checklists)

ツール
と技法

1.検査(Inspection)(スコープ検証にもある)
 ⇒結果が要求事項に適合するかどうか判断するために行う測定、調査、試験などのアクティビティ。検査:レビュー、成果物レビュー、監査、ウォークスルー
2.管理図(Control charts)
 @アサイブルコーズ 
  ⇒差異の原因を追究するための調査が必要なポイント
 A7つの法則(Rule of seven)
  ⇒作業結果が7つ以上正の側(負の側)に出るような場合や、7回以上続けて作業結果の数値が上昇(下降)した場合、何か特定の要因が働いているとし、不適合と判断する方法。
  1σ|=68.26%
  |2σ|=95.44%
  |3σ|=99.73%
  |6σ|=99.99%
3.パレート図(Pareto diagrams)
 ⇒識別した原因のタイプや分類後との結果の発生件数を示し、それを発生順位に並べたヒストグラム。
 80:20の法則(80/20ルール)⇒少数の原因によって大部分の問題が引き起こされている。
4.統計的サンプリング(Statistical sampling)
 ⇒検査対象の母集団から一部を抜き出すこと。多くの場合、品質管理のコストを削減。
5.フローチャート化(Flow-charting)
6.傾向分析(Trend analysis)
 ⇒数理的技法を用い過去の結果に基づいて将来の成果を予測する。
 ・技術的パフォーマンス:間違いや欠陥が確認されたものは何件か、是正されずに残っているものは何件か
 ・コストとスケジュールの実績:ある単位期間内に著しい差異を伴って終了したアクティビティは何件か

OUTPUT

1.品質改善(Quality improvement)
 (カイゼン、JIT)
2.受け入れの決定(Acceptance decisions)
 ⇒検査の結果、合格か符合管区になる。不合格の場合は手直しが必要。
3.手直し(Rework)
 ⇒欠陥項目もしくは不適合項目を要求書や仕様書を満たすように是正する処置。
4.記入済チェックリスト(Completed checklists)
 ⇒プロジェクト記録の一部になる。
5.プロセスの調整(Process addustments)
 ※管理状態外のプロセスは調整が必要だが、経営者の判断&変更管理システムの一環として実施する。
 ⇒品質管理の測定結果に従い、迅速にとられる是正処置または予防処置のこと。
 ⇒カイゼン:継続的改善を指す。
 ⇒ジャストインタイム(JIT)⇒仕掛品の在庫をゼロにすることを目的とした在庫管理主要。看板方式とも言う。

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