10.4 Administrative Closure
完了手続 |
※フェーズあるいはプロジェクトの完了を正式なものとするために、情報を生成し、収集し、配布する。
■完了手続きの作業は、プロジェクトの完了まで遅らせるべきではない。プロジェクトのフェーズ毎に完了手続きを行い、確実に重要かつ有益な情報が失われないようにしなければならない。加えて、人材データベースの従業員スキルの欄を更新し、新しい技術や熟練向上を反映させる。
◆プロジェクト終了の理由は、
・付加(adition):プロジェクトが定常業務となった。
・欠乏(stravation):他のプロジェクト優先、資金や資源が削除、発注量の抑制、予算削減、重要な要員が去る。
・統合(integration):資源の再割り当て、再配置が原因
・消滅(extinction):理想的なプロジェクトの終了、目標を達成した終結
◆完了手続きが必要となるのは、
@目標を達成したとき
A何らかの理由でPJまたはフェーズを終結させるとき
・完了手続きは、スポンサーあるいは顧客がプロジェクト成果物の受け入れを正式なものとするためにプロジェクトの結果を文書化すること。 プロジェクトの記録の収集、その記録が最終仕様を反映していることの確認、プロジェクトの成功、成果、教訓の分析、将来の利用に向けての情報の公式記録を含む。
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INPUT |
1.実績測定に関する文書(Performance measurement documentation)
⇒審査で利用できるようにしておく。計画文書も含む。
2.成果物に関する文書(Product documentation)
⇒プロジェクト成果物を記述する文書(計画書、仕様書、技術文書、図面、電子ファイル当、適用分野により用語も異なる)
3.他のプロジェクト記録(Other project records)
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ツール
と技法 |
1.実績報告のツールと技法(Performance reporting tools and techniques)
2.プロジェクト報告書(Project reports)
3.プロジェクトのプレゼンテーション(Project presentations)
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OUTPUT |
1.プロジェクトの公式記録(Project archives)
⇒担当部門は公式記録とするために索引を付けた完全なプロジェクト記録一式を作成する。プロジェクトを契約に基づいて実施する場合、あるいは相当量の調達を行う場合は、財務記録を公式記録とすることに注意を払う必要がある。
2.プロジェクトの終了(Project closure)
⇒プロジェクトの成果物が顧客の全ての要求事項に適合していること(顧客がプロジェクトの結果や要素成果物を正式に受け入れたこと)、および母体組織の要求事項に適合していること(たとえば要員の評価、財務報告、教訓の記録等)を確認する。
3.教訓(Lessons learned)
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