北海道のんびりツーリング旅日記【Part4】 2007/07/12-21

 今年も北海道へ行きたくて気持ちがムズムズしてきた。どうも落ち着かない。あの青空と緑の大地(松山千春の♪果てしない大空と、広い台地のぉぉーその中でぇー・・・♪って気分)、真っ直ぐな道、気のいい人たち、ライダー仲間、快感をまた味わいたい。過去3回はいずれも秋近い9月だったので今回4回目の北海道ツーリングは、違う色・匂い・味の北海道を目や肌や舌で感じたい・触れてみたい、ってことから7月とした。今年も思いつくまま気ままな一人旅、お気楽ツーリングの基本理念はそのままで。
  a.何も具体的には決めない。(旅の醍醐味・スリル・アバンチュール?)
  b.現地で聞きながらどこへ行こうか決める。
  c.気に入ったのなら数日滞在する。
  d.皮がふやけるまで温泉三昧をする。
  e.安くておいしいものを食べる。
  f.合法で安全であることを守る。(巡航速度は80km厳守)
これが基本コンセプト、さあ、準備も整った。Let’s go!!


★全工程 9泊10日(フェリー内2泊、道内7泊)
★走行距離:2,638.2km
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★北海道ツーリングしたいな、と思う方に旅の準備と行動のワンポイントアドバイス

<<準備偏>>
1.日数を決める。何日休めるのか、仕事上、大丈夫か? 大丈夫なように隙間をつくったり、チーム内にお願いしておく、上長へも早めに宣言しておく、チームメンバへは困った時はいつでも遠慮なく携帯に掛けて、など、段取りは抜かりなく。あっ、僕はサラリーマンですから、自営業等の方は解りません。
2.
何で行くか? フェリーか、陸地横断か、飛行機乗せか。お金と日数を天秤に掛けて決定しましょう、僕はフェリーが好きですね、体力も温存できるし、北海道に没頭できるから。
3.
何がしたいか? この理由は何でもいいのですけど、のんびりしたい、うまい空気が吸いたい、おいしいものが食べたい、温泉に浸かりたい、まっすぐな道を走って心を真っ白にさせたい、現地で素敵な人と出会いたい(絶望的ですけどね)など、何がしたいのか、もう一度自分に問い合わせましょう。この旅の目的がないと、どう行動するのか、が全然違ってきますからね。
4.フェリーで行く方は
早めに(2ヶ月位前)に予約しないと直近ではエコノミー席(一般でいうところの2等席)は取れない、バイクの搭載数も決まっているので見込みでも予約する、駄目となったらキャンセルすればいい。(直近だと手数料かかります) 今はインターネット予約とクレジット決済で手間要らずですよ。
5.
荷物は少なめ、必要最低限にとどめ、身軽に、現地でもなんとか調達できるものである。
6.準備すべきものの
チェックリストを作る、何がいるかな、などなど考えるのも楽しみのひとつ、あれもこれもって考えるとキャンピングカーが必要になってしまうから、シンプルに。回数を重ねるごとに荷物はコンパクトになりますけどね。チェックリストを作ったらカバンに詰めながらひとつずつ準備【済】の用品を消しこんでいく。出発前日は、使う順番・頻度・出し入れのし易さを考えて、カバンの詰め方を工夫してみましょう。


7.下着類(パンツ+靴下+Tシャツを1組と考えると)は2セットで十分。今身に付けているもの併せて3セットでOK。最悪、数日着ても垢で死ぬことはない、北海道は爽やかなんですよ。ささっと手もみで洗えばサイクリックに回せる。洗剤を準備しないと、なんて考えちゃいけない、石鹸があればそれでいいし、なければ水洗いでも十分さっぱりしますから。できるだけ文明社会の恩恵からかけ離れるように考えると楽です。
8.
雨具はいいものを持ちたい、グローブ、ブーツのカバーもしくは完全防水のブーツ、もしくは長靴 僕は雨の日はライダーハウスでも喫茶店でも読書日(休息日)と決めたので距離は稼ぎませんね、雨は寒いし道も滑りやすいからね。
9.
活字中毒症の人は、読みたかった本、積読(ツンドク)だけだった本をいっしょに連れて行ってやりましょう。サイズ的には文庫本がいいですね。待ち時間は腐るほどある。
10.
持って行って役立つかさばらない便利グッズ:(1)耳かき:無性に耳をほじりたいとき便利、買うほどじゃないから、(2)爪切り:爪が少しささくれ立ったときに、(3)カッター:使う要件はあまりないが小さいのを持っておこう、(4)ミニライト:暗闇で物を探すこともあるし、夜道で故障・トラブルの時には必須、(5)ガムテープ:1巻きではなくて5−6cmに折り畳むように1−2m折り畳んで持っていると何かと便利、目張りをしたり何かを留めたり重宝するもの、(6)カバン:今回バイク雑誌で見つけてヤフオクで購入:mont-bell⇒シンプルだけど完全防水で雨降りでもカバーをしなくて済む、専用の荷留めのゴムも付いている。

<<行動偏>>
1.フェリーで行く方は
出発時刻の3H前にはフェリーターミナルへ、搭乗手続きを済ませ、バイクの搭載待ちも先頭位置を確保、これでさあ、旅が始まるぞっていうムードと心のゆとりが生まれる。今は自分のバイクを人と一緒に飛行機で運んでくれるサービスもあるけど、値が張ることもありますから、お金に余力のある方、休みが何日も取れない方はいいかもしれませんね。
2.
コンビニで食料は(カップ麺、おにぎり、飲み物(ビールなんかも)、買い込んでおく。晩飯+夜食+御つまみ類+朝食+昼飯も。フェリー内は高い。コンビニ袋のまま、荷物にくくり付けておけばいい。
3.フェリーに乗り込んだら、場所確保(最近は部屋番号・場所が決め打ちとなっている)したら、タオルと100円玉(ロッカーのための)を持って
お風呂へ一直線、何でも一番は気持ちがいい、こういったこだわりが旅のゆとりと優越感を醸し出していくんですね。
4.
首周り、手首周り・足首の風の進入を遮断する。風に長時間当たると意外に疲れるもの、体力を消耗するか、しないかで疲れが全然違います。翌日に疲れを持ち越さない。フェイスマスクを付けたりやタートルネックのセーターを着たり、バンダナを首に巻くなどして首からの風を遮断、暖かさが断然違いますから。同じく手首からの風もジャケットにグローブが密着出来るもので遮断を、ブーツも運動靴やスニーカーではなくてパンツの中にブーツがちゃんと入るものがいい。またヘルメットはフルフェイスをお勧めしたい、虫君たちが特攻してきますから、突撃とともに虫汁もぶちまけますからゼットヘルよりもいいと思いますね、素顔に虫が当たると痛いと思うよ、僕は未経験ですが。これはMUSTではないですけど、ジャケットもパンツもレザーがいい、暖かい、皮膚呼吸が楽、格好もいい。レザーパンツはヤフオクでUSEDなら1万円は十分切りますしね、それとバイク専用パンツ(つなぎとペアーとかレーサータイプではない)でなくて普段でも履くのなら「ブーツカット」を選ぶこと、裾幅が狭まっていないストレートなものをブーツカットと言います、レザーパンツのスリム(裾が狭まっているもの)は日本人の短い足(特に僕の場合は)には似合いませんからね。ブーツカットタイプだと普段着としても重宝すること請け負います。
5.
ガソリンはホクレンで。これは道東・北・南で色違いのフラッグが無料で貰えるし、毎年、全色集めるライダーも多い、スタンプ集めて地図をもらったり出来ますから、黄色看板に緑のホクレンは、ライダー共通のガソリン補給源、ツーリングマップル(TOURLING MAPPLE:昭文社)で要チェック、シンボルマークで道々のガソリンスタンドがマーキングされてます。
6.
ガソリンは小まめに補給。ガス欠は嫌だものね、スタンドが閉まるのが早いのですよ、北海道は。都会と一緒と考えてはいけません。


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