■2007年7月17日【火】 第6日目
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◆走行距離 517.9Km
◆天気 晴れ、時々曇り
◆今日の行動 R87⇒相泊⇒Uターン⇒R344(知床峠)⇒R244⇒R23(網走市内)⇒R238⇒納沙布⇒稚内(レッドバロン)⇒R40⇒R254(温泉 童夢/Uターン)⇒レッドバロン
◇朝食 ヨーグルト+野菜ジュース
◇昼食 焼おにぎり2個、ホットコーヒー
◇夕食 おつまみ+ビール、SEICOMARTご飯+納豆
◇宿 レッドバロン バイクステーション稚内 0162-26-2167
   
5:30起床し、相泊温泉へ。ここRHから知床半島の先端に向かって17Km位かな。バイクだとあっという間です。 外観こんな感じ。浜辺に掘建て小屋でしょ。これがいいのです。北海道ツーリングでここ、相泊温泉は最多の3回目だけど、いずれも地元の猟師さんや、観光のお兄さんがいましたが、朝の6時過ぎはさすがに僕一人でした。
小屋に男女別に境があって、前は太平洋だ。
しかしね、熱い、48℃から50℃近くあるね、お水をちょろちょろ入れますが(ちょろちょろしか出ないんだ)30分は浸かれませんでした。なので、その間、洗面器にお湯を水で薄めながら被り湯を永遠に。もう、今日は入れないかな、って思ってましたが45℃まで下がったので、エイヤー、足先までジンジンするね。45℃が普通の人間が入れる限界ですね、子供の頃、徳島の家が五右衛門風呂だったから、棒温度計を握って温度調整をしたのでお湯を混ぜただけで大体の温度感は判るのです。50℃を超えるとお湯の音が変わるからね、なんかね、かき混ぜるとまろやかな音になりますよ。
セルフタイマーで一枚。
前はテトラポットと穏やかな太平洋が打ちつけるのです。いいぞ。 もうちょっと引くとこんな感じ。水平線を見ながら、身も心もとろけていきますね。
丁度ね、温泉から左側でおじさんが昆布漁をしている。棒の先にひっかかるものが付いていて、くるくる回して捻りながら採ってましたね、このショットは木枠のガラスを貼った箱で覗きながら、当りを付けている所です。 数百メートル隣にある「セセキ」の温泉、満潮時刻を調べずに行くとこんな状態ですから、入れませんね。
セセキの注意書き。 この階段を下りていって、ロングショットで。
実際はお湯が沸いているのではなくて、ホースで流し込むスタイルなんですね、次回は入りたいな。 RHへ戻って荷物をまとめ、おばちゃんにお礼の挨拶をして、8:00ジャスト、さあ、知床峠から稚内目指して出発。バイクのオドメータを0000にリセット完了。今日は距離を稼がざるを得ませんね。
さて、眼下は霧もかかってますが、知床峠は快晴です。このためにTUTAYAでレンタルした’71年青春音年鑑Disk1でipodに収めてきた加藤登紀子の「♪知床旅情♪」をセレクトして霧で霞む見えない国後半島を凝視してみると、なんだか、涙が滲んで溢れて止まらない、余計に前が見えない、いろんな僕の過去の人生が走馬灯のように蘇る、何で僕はここで一人でいるんだろう、何で何でだ、誰かとこの思いや自然と新鮮な空気を共有したい気持ちに駆られてどうしようもない。でもどうしようもないんだね、このせつなさは。「ボヤキなさんな、今、君は自由なんでしょ、多少の孤独は致し方ないじゃないか。」って。僕の心に4年前から棲み始めたもう一人の自分が諭すんだ。「わかったよ、ちょっと感傷的になったな。前進しよう、前向きにな。」ってもう一人の自分が答える。 さあ、ipodをロックチャネルに切り替えてエイトビートで吹っ飛ばし、北を目指せ。Go!Go!Go!
中国人さんに撮って貰った。シェーシェー。
一昨日、携帯9.6kbpsでホクレンサイトで「隠しフラッグ」のあたりを付けた紋別のとあるセルフのGS。16:21 ついにゲットだ。黒にゴールドが燦然と輝いているでしょう。ほしいでしょう。 北見神威みさき公園で。ここで2度目のハーレー一族4人連れと再会、今日は稚内でレッドバロンのバイクステーションに泊まるってことと電話番号を教えてあげた。夕方、再開することと夜の楽しいお話が待っていることも予測できずに。
宗谷岬、手前10kmくらいかな。 最高に調子の良い僕の相方、ZRX1100、安全運転で行こうね。
宗谷岬、17:00着。 もう一枚。バイクの写真が続くなあ。僕に100%の忠誠心を誓うバイクが愛おしい。
旅行中の年配のご夫婦に撮って頂いた。「あなた、失敗しないようにちゃんと撮ってあげてね。」いいご夫婦だ。 宗谷の岬を上に上がると、昔、ロシアとの偵察用に設けられたのだと思うけど、その前でセルフポートレート。
   
ここを改造して住んでみたい、住まわせて貰えないだろうか、って3年前から思っている変な僕です。
でね、改造したい部分は
 ・2階の割れた窓ガラスを二重ガラスに。
 ・2階部分の床を松材(パイン)でフローリング(これも自分でできるな)
 ・円周の内側を囲むように本棚とCDラックを自分で日曜大工(上手だからね)。
 ・今のオーディオセットとラブチェアを持ち込む、ここではコンクリート・レンガがライブな音になるだろうし、一切隣近所を気にすることなく、ロックをガンガン鳴らせるな。
 ・屋上に超高性能の望遠鏡設置、星も見たいから天体望遠鏡もあればいいな。
 ・レーダー設置(特殊無線技師(レーダー)の資格があるからね)、海の向こうのロシアからの攻撃に備えて。(ちょと変でしょ、頭がね)
 ・ライフライン(電気・ガス・水道・пj、インターネット用にADSLもしくは、光FLETSを、ガスストーブも真冬のために凍え死なないように必要だな。
 ・トイレは不要、隣の牧場に行って野糞、野尿で草さんの肥やしにすればいい。
 ・シャワーがあればあるに越した事はない。たまに温泉に行けばいいか。
以上の改造をしたい、それで毎日海を眺めて天気のいい日は屋上にリクライニングチェアを置いてで読書三昧をしたい。必要な物資は衣服・電気製品関係はYahooオークションで十分、食料は固めてスーパーへ買出しに行くか、横の食堂か、下の食堂でも事足りるからね。
・仕事は横の牧場で草刈から、牛さんの糞さらえから、肥料撒きから、乳搾りから、体を使って働く、朝早くから夜遅くまで休みなくね。
こんなことをぼーっと考えるのが好きですね。知らぬ間に30分が過ぎてしまっていた。
レッドバロンが道内3箇所で展開しているバイクステーション。
R238からR121へ左折する交点に、この看板が目に付くし、稚内空港の横なので迷わず辿り着きます。
今回、初めて稚内に予約して泊まりました。2,100円でいろいろ設備も揃っているし、溜まった洗濯物も一気に綺麗さっぱりに出来ますよ。
宿泊費用2,100円を支払って、個室に荷物を置いて、ノシャップ岬を回ったところにある温泉へ行くことにしよう。
19時過ぎ、バイクステーションから20Kmの地点にある日本最北端に位置する「童夢温泉」入浴料金600円なり。室内、露天から夕焼けが美しいのだろうが、残念ながら日の入時刻は過ぎてしまったのでした。露天の写真忘れました。
    普段はビールは飲まないのに、ツーリング中、毎夕ビールを飲んでるな。今日も少しだけ飲みたい衝動を抑えられず、Seicomartで写真のおつまみを調達してきました。途中から、談話室へ行ってハーレー一族、従業員(メカニックや、レッドバロン社員でツーリング中の人)を交えてたわいのない馬鹿話に花が咲いたのでした。納豆を体が欲しているので(主食だからね、僕の)、チンご飯(電子レンジでっていう意味)と納豆3パックを最後に食べました。少し旅日記を書いて、shrinkしてあった映画を少し観て、1:30就寝。
納沙布岬の上から250°位に広がる絶景をデジカメで繋いで見ました。ヘタッピですね、水平位置がズレまくってますが、夕刻であったことと曇天が海と空の青さが引き立ちませんね。

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