北海道ツーリングのんびり旅日記 2004/09/07-09/14 2004
9/10
金曜日

【第四日目】

 5:00起床。メールをチェック。携帯の9600pbsではもどかしい。でまた、数メガのファイルを送っていただく方がいらっしゃるのである。送信元はこちらの事情は判らないもんね。泡渕さんはここのおばちゃんとも親しい。出発準備をしていたら、「コーヒーでも飲んでいく。インスタントだけどね。」と。それで、昨年お亡くなりになったご主人のお話とか、世間話とか、いろいろお話をした。いいおばちゃんだ。来年も来たいなあと思った。定宿が出来たわけである。今日は稚内まで行くのだ。最北端、最北端と念仏のように心の中で反芻する。稚内方面は午前中まで雨で午後から晴と天気予報。8:30出発。途中雨に会い、北上に伴って雨雲は南下。すれ違うように短時間に雨を交わした。宗谷岬直前で快晴となる。日本最北端の地、宗谷の岬に12:30到着、260km。先端なので上からみると水平線が250°くらいパノラマで見渡すことが出来、まさに絶景、壮観、雄大だ。30分くらい、ぼーーーっと眺める。言葉では言い表せない。地球は本当に丸いんだと肌で感じる。
   
宗谷の牧場でのんびり過ごし、16:30ライダーズハウス「みつばちの家」((稚内市港4-7-6、0162-22-1705、泊600円)に到着。本日の走行距離、272km。今日は、学生が多い。学生さんばっかりですね。総勢10名。昨日サロマ湖でご一緒となった泡渕さんの紹介でこのライダーハウスに来た。到着後、すぐにコインランドリーで洗濯、近所のお風呂やさんでさっぱり。ここのおっちゃんも元気溌剌で面白く、話好きである。泡渕さんも到着されたので一緒に彼の行き付けの「風致」(稚内市中央3丁目9−10 0162-22-6483)へ。毛蟹1、200円は安い。稚内は蛸が有名らしいので、蛸の生刺身をサービスしてくれた。うまいなあ。満足。北海道来て始めての贅沢。泡渕さんも稚内を訪れたのは12年前。毎年今頃数ヶ月のお休みを取りのんびり北海道を長期滞在している。同一場所長期滞在型である。ここのご主人ともとても親しい。みつばちの家に戻って先住人の浜田氏こと”貧ちゃん”といろいろお話をした。なぜ、彼が貧ちゃんと呼ばれるのかは貧乏の貧から愛称として’びんちゃん’と呼ばれている。実に判りやすい。それで、このライダーハウスに10年ちかく住み続けている名物?の方なのである。一年365日ここに住んでいるのである。人生の生き方についていろいろ学ぶべき点がある。今日のツーリング仲間は、静岡から50ccのバイクで全国一周している清水市出身だった(現在の静岡市)シミズクンこと望月君、彼はナンバープレート”清水市”に最後の誇りをかけて全国に清水市があったのだと知らしめているのであろう。大阪から全国を回っているZ750の女の子、玉田さん、東海から3人組で大型バイクでツーリングをしている前嶋君、大山君、田畑君。、同じく静岡からの単独ツーリング中の彼女、竹原さん。新潟から中村君。東京の齋藤君。みんな学生だが、なかなか力強く頼もしいものである。旅の醍醐味は観光名所ではなく人との触れ合いなのだと改めて感じた。 23:45就寝。

シミズクンこと望月さんが全国一周から無事戻り、送っていくれた写真

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