北海道ツーリングのんびり旅日記 2004/09/07-09/14 2004
9/9
木曜日

【第三日目】
 5時起床。メールチェック。7:50出発。44号線、根室方面を目指す。北海道的、牧草的大陸をのんびり走る。出発時点で気温19℃、爽やかな気分。途中、バイクを止めて一服。のどかだ。記念に写真と、野糞をした。これって、何十年ぶりの経験だろう。
 
根室から納沙布岬へ。あと10kと標識がでると、もううれしくて早くつきたくてたまらないのだけど、自分を焦らすようにゆっくり愛車走らす。空気も甘い。10:30、釧路からちょうど150km。日本最東端の地。下の僕の写真はカップルの人に撮ってもらった。いちゃいちゃしないでね、そんなに。
   
納沙布の反対側を回り、44号線を戻り、一路、知床半島を目指す。途中、ガソリン補給と食事。
243⇒244⇒335号線へ。地図は大雑把なものしかないが標識頼りに進めば問題はない。羅臼から横切る形で北上。15:30、羅臼温泉の無料露天風呂、熊の湯につかる。自然を満喫しつつ、とっても気持ちがいい。みんなは熱いというが僕にはちょうどよい。鈍いだけかも。地のおじさんとおしゃべりしながら愉快に過ごす。野生の鹿も親子でのんびりしていた。
   
知床横断道路を突き進み、知床峠へ。はるか国後を見渡せる。加藤登紀子の知床旅情の気分か。
 
16:30、知床五胡まで行ったが、90分見学に徒歩でかかるという。若い人なら1時間らしいけど時間がないので一服だけ。一路、今日のライダーズハウスの地を目指して、網走方面へ。夕日を前方やや斜めに見据えつつ、快適に走る。網走まで約80km。334⇒244号線。ちょうど暗くなってきた。ここからサロマ湖までまだ6−70kmはありそう。少し寒くなってきたが闇夜を飛ばす。238号線へ。網走湖、能取湖の湖岸を走っているのだか何も見えない。サロマ湖から宿まで随分距離がある。見過ごさないように慎重に安全に飛ばす。こんな真っ暗なところで見逃したら絶対判らない。そしたら野宿するのか、テント持ってないもの、と考えているうちに19:10ライダーハウス「旅人の宿」着。今日の走行距離520km。このライダーズハウスは予約不要とHPには載っていた。無料だが条件として経営する食堂で食事をすることとなっている。おなかをすかしてたけど何も食べずにたどり着いたのに食堂は閉まっていた。おばちゃんが「あら、ごめんね、もう閉めちゃったから。」目の前真っ暗。「ほかにどこで食べるところがあるんじゃ、あるのは闇夜だけじゃないか。」と、顔は引きつっていたが、そんなことは言うわけはなく、勇気もなく、エヘヘ的な作り笑いをすると、おにぎりを2個作ってくれた。320円。でもこれで一泊できるのだからありがたいものである。先客が1名。泡渕さん。足掛け何年にも渡り、北海道は述べ100日以上の経験者。まだ一ヶ月も北海道を周るという。レベルが違うな、と。彼は東京でバイク便のお仕事をしていて、僕が住んでた相模原近辺もとても詳しく知っている。世間は狭いものだなあ。それで、いろいろワンポイントアドバイスをしてもらった。明日は僕の検討していたところとは違う稚内のライダーズハウスを教えてもらった。台風で窓ガラスが割れてシャワー室が使えない。まあ、そんなこともあるのだろう。今回の北海道の台風の被害は甚大であった。木も根や途中からもげたり、折れたりしてたものなあ。寝袋被って23:30就寝。

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