4号A卓上電話機 2019
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木曜日

数年、休止にしてあった固定電話を復活させた。合わせて昔ながらの電話の代表であるし、顔である「4号A卓上電話機」を入手した。何が惚れるかというとデザイン、重量、ベルの音色、ダイヤルを指で回す音、実にいい。

ウィッキペディアで見てみるとhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%9B%BB%E8%A9%B1#%E5%A3%81%E6%8E%9B%E3%81%91%E5%9E%8B
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4号電話機は、1950年(昭和25年)に電気通信省によって制式化され、1952年(昭和27年)に提供が開始された。1949年(昭和24年)の逓信省二分化によって生まれた電気通信省にとって、最初で最後の制式電話機となった。

岩崎通信機・沖電気・東芝・日本電気・日立製作所・富士通信機製造(現 : 富士通)(50音順)の6社が約400万台製造した。筐体・送受話器・回転盤・文字盤・内部の電磁石など主要部品には製造した会社のマークが描かれている。送話器・受話器の振動板をジュラルミン製として軽量化し、音声周波数帯での感度や均一性を改良している。この伝送特性の良さから「ハイファイ電話機」と呼ばれた。2400対の直径0.4ミリメートル芯線の紙絶縁ツイストペアケーブルを短距離ならば使用でき、回線増強をより容易にした。これが結果的に、全国自動ダイヤル化を推し進めた。

回転盤中央の紙には、当初は「送受器をはずしてから回転盤を指とめまで回して必ず指をお放しください」
のちに黄色地に「受話器を耳にあてて、ツーという音(発信音)を確かめてからダイヤルをまわしてください。」

という文字が書かれている。紙の周辺部には黒地に白抜きで0 - 9の数字が入っているように見えるが、実際には数字は紙を覆っている透明のカバーに描かれている。木製以外では初めて黒以外の塗装が採用され、若草、うすねず、象牙、えんじ、ふじ、あおたけ、桃、そして黒の8色がラインアップされた。

4号A卓上電話機:4号A卓上電話機は、世界水準よりモダンな電話機といわれていた。しかし、2号・3号までのヨーロピアン・デザインから一転した丸みを帯びた筐体のため「ダルマ」と揶揄されもした。筐体と送受話器は合成樹脂の一種であるベークライトで造られている。

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