高三の時、オーディオショップで眺め倒し、触り倒した、これはカセットデッキである。(今さら?)。これほど洗練され、メカニカルな面構えに惚れ惚れし、またフォルムは近未来的でダントツに格好が良かった。心を擽られた。当時、定価158,000円もしたカセットデッキを働いてもなく、買えるわけがなく、親に買ってくれと頼むことも当然なかった。大凡39歳のSONY TC-K88は、可動部分は分解/洗浄/組立られ、基盤系は調整もされ、我が家にやってきた。当面はアナログだな、アナログアナログ。何でも機器は操作する部分が多いほど心躍る。17歳の悔恨のリベンジをしているようなものかもしらん。カセットテープは29年ぶり買った。最期にカセットに録音したのは、デビー・ギブソンとカイリー・ミノーグで1989年だったと思う。

取扱説明書
技術解説書

■修理履歴(2018.7.2)
【事象】・メカ駆動モーターがまわりっぱなしで、トレイが出入りを繰り返す。右側基盤の下より発煙
【対処】制御基盤内IC、およびトランジスタの交換
　　TC4023BP/IC
　　TC4027BP/IC
　　2DA755/トランジスタ
　　2SC1061/トランジスタ
　　2SB740/トランジスタ
　　※部品代：1,800円、技術料：10,500円
　　※福山オーディオサービス


■修理履歴(2019.2.11)
【事象】ヘッドがリフトダウンしないことが多々ある。
【対処】プリント基板脱着、不具合原因箇所特定調査作業、BREAKE,PAUSE/FOWARDソレイド3個使用、駆動トランジスタ9個、電解コンデンサ1個交換、録音レベル、BAIAS調整(ノーマルテープに調整)
※修理代金：22,000円
※ハイファイオーディオ-22K