Rkckenbacer 4001 V63塗装剥がし(Fireglo→Mapleglo) 2020
11/28
土曜日



■暇つぶしにしたいこと:ベースの塗装はがし
激薬、塗装剥離剤を使って、ベースの塗装を剥離し、ナチュラルなリッケン4001Sにしたい。ナチュラルなオイルフィニッシュに仕上げたい。指板のラッカーまで剥がしてやりたい。想いは強い。だれも興味はない。(勝手にどうぞ) そりゃそうです。

【ベース塗装剥がし】ステップ1
弦、Rickenネームプレート、糸巻&ペグ、ブリッジ、ボリューム/トーン・コントローラ、PICUPセレクター、アウトプットジャック、エンドピン/ストラップピン、ビックガード、フロント/リア・ピックアップ、結線の一部を半田ごてで温めて外し、丸裸。剥離剤、はがしヘラ注文。
わかりますか? 指板(フィンガーボード)にフレットを打ち込んだ状態でラッカーか、ポリ塗装していて驚きで、ここの剥離が一番心配なところ。

【ベース塗装剥がし】ステップ2
合間合間にコソコソやってみようと思う。

【ベース塗装剥がし】ステップ3
回を重ねるほど不人気となるシリーズもの。やけどの跡のタダレのような、しかしポリ塗装も執拗に剥がれない。二度・三度の剥離攻撃。指板も心配無用でべったり剥がそうぞ。でも、ポリ塗装の下地にラッカー塗装されているような気配。除光液かな。ペーパー磨きか、どうだろう。


【ベース塗装剥がし】ステップ4
今週末は寒かったり、出社で作業捗らず。
写真1)ボディ、ネックのポリ塗装はほぼ剥離完了
指板の材質はrosewood、僕はずっとバラの木だと思ってましたが、紫檀、マメ科の木なんだってね。なぜ、rosewoodというの?

写真2)さきほど1時間ほど、ボディのみ粗目サンドペーパ、耐水ペーパで磨く

写真3)ヘッドはポリ塗装がまだらで剥離できず残っている。もう一度剥離しよう
仕上げはすべて手で擦るので時間はかかるでしょうが、暇なんだから気の向いたときにやろう。気が乗らないときは絶対、作業しない。気まぐれなのがいいのよね。

【ベース塗装剥がし】ステップ5
天気も良く、Rickenbacker 4001V63の剥離完了、サンドペーパー、耐水ペーパーは随分、使ってきましたが、今回スポンジやすりを使おうとしています。番目を順番に細かく表面を鏡のように研いでいきましょう。

【ベース塗装剥がし】ステップ6
救世主、現る・・・・
ここ最近、ベースのボディを擦りすぎてiPhoneのTuch ID(指紋)が一切、認証できずにいる。皮膚の油分も切れかかってもいるし。カサカサなのね。
そこで思い出したのです。15年前にくすんだバイクのアルミ磨きに買った「バフがけ」ディスクグラインダーがあるではないか。楽できるじゃんね、フェルトだけど表面の磨きにはいいじゃんね。柔らかフェルトじゃんね。悪いはずがないじゃんね。
結果的にはいまいちですね。円盤状のフェルトを立て過ぎて、ヘッド(写真2枚目下部)を傷つけてしまった。文明に頼らず人力作戦がベストなんだなと戒めた次第。トホホですよ。

【ベース塗装剥がし】ステップ7
まだ続くこのシリーズ。今日の作業は特になし。指紋もすっかり剥がれ落ちたので、ワックスを塗るか、シンナー系のラッカーにするか、まだ迷い候。
ワックスなら、パインの床に最適なメルドスハードオイル→ピポス→グレイボと決めているが、ボディはメイプル(楓)なので硬い。パインほどに染み込まないから効能的にどうかと悩んでいるわけであります。指板はマスキングして、どちらにするか決めて次の工程に移ろうと思い候。

【ベース塗装剥がし】ステップ8
ノーラッカー、ノーポリ、3種ワックス、ここになりかけ。


【ベース塗装剥がし】ステップ9
ほぼ終わりが近し(苦痛でしたか、このシリーズ投稿)
指板はローズ(紫檀)で作られていて、薔薇の木ではないと以前お伝えしましたが、今回はフェルナンデスのローズ指板専用の保湿・艶出しを塗布してみました。しっとりでいいです。ローズはこの色でなきゃならないのです。レモンオイルの柑橘系よりよいとレビューもありました。だんだん、終盤に近付くことが何故か淋しいものです。(あと、弦張るだけじゃん)


【ベース塗装剥がし】完了
お陰様で(誰も思ってませんが)、このシリーズ閉幕です。
何がうれしいといっても、思い通り以上の完成度であって、地道さ故の結果に辿り着いたといったところでしょうか。
だれもこのベースの生い立ちとか実績に興味がないことは判っていますが「わかる人にはわかる」ので、このリッケンバッカー4001S(これはV63です)がどれだけのロック・ベーシストにインフルーエンスしたか、計り知れなくて、ファンの一人としても僕も惚れて影響を受けたわけだし、1965年にRickenbacker社がポールにプレゼントしたことが、止め処もないほどのインパクトを後世に与えたかというと、その市場価値はお金だけでは計り知れない「ハート」に行き着くんですよね。ハートに染み込んだものは一生取れません。お金じゃなくて、やっぱりハートなんですよね。言葉では言い表せない。それって好きだなぁ。





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