BODY S/N:6486285 (1962年10月~1963年2月)
LENZ NIKKOR-S Auto 1:1.4 f=50mm
Catalog(PDF)
取扱説明書
1)小型で「速写性に優れた使いやすいカメラ」とすることを目標とし、操作の自動化を追求する。
2)交換レンズ、付属品を豊富にそろえ、さまざまな撮影目的に応じられるシステムカメラにする。
3)シャッター速度と絞りの両方に完全に連動する露出計を着脱可能の外部測光式とする(ボディ内蔵式では信頼性に不安が残るため)。そのためにレンズの絞り環をマウント側におき、露出計と連動させるための爪を付ける。
4)レンズマウントは互換性や長焦点レンズ・大口径レンズにも対応できるように内径を大きく(44mm)し、絞り環の爪の位置が一定するバヨネット式(ステンレス製)とする。
<特徴>
1.レンズマウントをNikon SP用の内径34mm(コンタックスタイプ)から10mm増加して44mmとする
2.ファインダーの視野率を100%とした。 (但し、実測では縦98%、横96%らしい)
3.ファインダーを交換可能とし、各種のファインダーを用意する
4.シャッター幕に世界最初の厚さ0.02mmのチタン幕を用いる。 (但し最初期のものには布幕が使われていた)
5.クイックリターン方式ミラーの採用
6.ファインダースクリーンが交換可能
7.完全自動絞りを実現し、常時開放で明るい視野を実現
8.シャッター速度のみでなく絞りにも連動する露出計
9.3.6コマ/秒のモータードライブを用意
10.ミラーアップ機構 (但しミラーアップの為には1枚空写しが必要)
11.手動絞り込みボタン装備
12.不回転1軸等間隔目盛のシャッターダイヤル
13.シャッターおよびミラー系で10万回の動作試験をクリア(実測幕速14.5ミリ秒)
14.ダイキャストボディ、ニッケル下地のハードクロームメッキ
形式 |
機械制御式フォーカルプレーンシャッター一眼レフ |
ファインダー |
ペンタプリズム交換式、視野率約100%、倍率0.8倍、スクリーン交換可(14種)、A型(スプリット式)標準装備 |
シャッター |
チタン幕横走りフォーカルプレーン、B、T、1~1/1000秒。幕速14.5ミリ秒(2.48m/sec) |
露出計 |
外付け(セレン光電池) |
露出制御 |
マニュアル |
測光方式 |
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スピードライト |
なし、F・FP・X接点。1/60秒同調 |
フィルム巻上げ |
一作動レバー式(予備角15度/巻き上げ角約136度)。モードラ自動巻き上げ可。 |
フィルム巻戻し |
手動(クランク式) |
その他 |
セルフタイマー(機械式、3/5/10秒)、プレビュー機能、ミラーアップ機能 |
サイズ |
147×98×54mm、約685g(ボディのみ) |
使用電池 |
なし |
発売時価格 |
67,000円(5cm F2 付)、79,300円(55mmF1.2付) |
名称 |
焦点距離 |
F値 |
レンズ構成 |
最短撮影距離 |
発売時価格 |
発売時期 |
NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 |
50mm |
F1.4 |
5群7枚 |
0.6m |
24,000 |
Mar-62 |
出典Thanks:ニコン全一眼レフカメラ発売年表/仕様 (By キンタロウ)http://kintarou.skr.jp/sanpo/cameralensHistory.htm#Nikon_F
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