日本陸海軍機大百科、一式戦闘機『隼』一型[キ43-Ⅰ](2) 2014
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日曜日



日本陸海軍機、第123弾は、精鋭を誇った加藤隼戦闘隊の緒戦機の活躍、苦闘の戦歴を巡った話題が紹介されている。




九七式戦の後継機として、一時は不採用が決定的となった一式戦だが、太平洋戦争開戦が現実味を帯びたことで、その航続力の高さを買われて制式採用された。しかし、海戦までに部隊配備できたのは、わずか2個戦隊に計53機足らず。それでも、少数精鋭の空中勤務者たちの頑張りもあって、緒戦気の南方侵攻作戦では予想以上の結果を挙げて陸軍上層部をうならせた。






今回のモデルは、昭和17(1942)年4月以降、帝都防空のため調布飛行場に展開し練成訓練や要務連絡に使われた独立飛行第四十七中隊所属の83号機。機体上面は暗緑色、下面はジュラルミン地肌(アルクラッド処理)をイメージした銀塗装に仕上げ、胴体と主翼には本土防空部隊特有の白帯付きの日の丸を再現した。また、胴体後方には識別用の赤青黄の三色帯を、垂直尾翼には数字の「47」を図案化した中隊マークとその下の製造番号下2桁を忠実に記入している。この他、機首上面の防眩用艶消し黒塗装や主翼前縁から下面にまで及ぶ味方機識別帯、主脚カバーの暗緑色迷彩、プロペラやスピナー、ピトー管、尾輪と支柱の塗り分けなど細部塗装も実機どおりに仕上げている。





次回は、海軍の『零式艦上戦闘機五二型』をご紹介します。


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