日本陸海軍機大百科、艦上偵察機『彩雲』(2) 2013
12/31
火曜日



日本陸海軍機、第109弾は、戦争末期の状況偵察手段として唯一の存在だった海軍最速機『彩雲』を紹介します。


太平洋戦争勃発の2カ月後に発注され、その高速と大航続力を活かして空母機動部隊の”目”となって活躍するはずだった艦上偵察機「彩雲」。しかし、本機の生産型の就役を本格化させようとしていた昭和19(1944)年秋頃には、肝心の空母部隊は壊滅してしまっており、結局は陸上偵察機としてのみ運用に終始することになった。







今回のモデルは、昭和20(1945)年2~3月、九州東南方および沖縄周辺海域への接近が予測される米機動部隊への決死の索敵行に奮闘した第七六二海軍航空隊偵察第十一部隊所属の34号機。機体上面は暗緑色、下面は灰色の迷彩塗装に仕上げ、主翼上面および胴体には白フチを塗りつぶした日の丸が記入されている。また、胴体右側の機首付近には、索敵行での勲功を称え描かれた”黄桜”マークを、胴体後方と垂直尾翼には必勝祈願を意味する”Z旗”を忠実に再現している。そのほか、胴体構造の前端部に沿って塗り分けた防眩用黒塗装やカウリング前端に記入した機番号、主翼フラップ部上面の赤色の歩行禁止帯と「ノルナ」の注意書き、さらには翼端灯、編隊等など細部の塗装も実機どおりに仕上げられている。





次回は、海軍機の『一式陸上攻撃機二十四型』をご紹介します。



※サイト:日本陸海軍機大百科


(2013/12/31)


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