日本陸海軍機大百科、水上偵察機『瑞雲』 2013
9/2
月曜日




日本陸海軍機、第99弾は、当初の構想とまったく異なる夜間攻撃機としての運用に徹した海軍の水偵『瑞雲』を紹介しています。

空母搭載の艦上爆撃兵力を補う存在として期待された異色の”水上爆撃機”「瑞雲」だったが、太平洋戦争末期の状況に鑑み、比島(現フィリピン)攻防戦を皮切りに、陸上基地をベースとした夜間攻撃機としての運用に終始する結果となった。今回の中では、その夜間攻撃機としての瑞雲の戦歴と、主要な配備部隊である第六三四海軍航空隊、偵察代三〇一飛行隊、同三〇二飛行隊の活動を通じて紹介されている。体当たりや特別攻撃が常套手段となった時期にもなお正攻法を貫いた瑞雲隊は、その点でも特異な存在といえた。


今回のモデルは、昭和18(1943)年初頭より、横須賀基地周辺において、250kg爆弾一発あるいは60kg爆弾二発を懸吊して急降下爆撃試験などに供された海軍航空技術飛行実部隊所属の”コ-23”号機である。機体全面を実験機や練習機に指定された黄色塗装に仕上げ、カウリングおよびカウリング後方の胴体側面にかけては防眩用の艶消し黒塗装を施した。また、主翼上下面と胴体には白フチ付き日の丸を、尾翼には黒色で所属符号/機番号を記入し、浮舟に施したプロペラ回転範囲を示す赤色警告帯、赤/白色の台車固定位置指示線も忠実にペイントした。このほか、プロペラ先端の赤帯や翼端灯、焼鉄色の推力方式単排気管など、細部塗装も実機どおりに仕上げている。



次回は、海軍機の『零式艦上戦闘機二一型』をご紹介します。



※サイト:日本陸海軍機大百科

(2013/09/02 22:03)


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