日本陸海軍機大百科、三式指揮連絡機[キ76] 2013
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金曜日



日本陸海軍機、第87弾は、地上軍直接協力任務機から対潜哨戒機へと変貌した、日本陸軍版“サブマリン・キラー”となった三式指揮連絡機[キ76]を紹介しましょう。


地上軍の作戦に密接して協力することが戦略構想の根幹と位置づけられてきた日本陸軍航空にとって、軍偵察機や直接教導偵察機といった機種は、極めて重要な存在だった。その直接教導偵察機の流れを汲み、さらなる軽量、簡易化を図った、新しい指揮連絡機という定義に基づいて開発された唯一の機体、それが三式指揮連絡機だった。しかし、太平洋戦争後期に就役したために、時世の流れには抗し得ず、開発当初には夢想だにしなかった、陸軍航空母艦への搭載を前提にした対潜水哨戒機へと変貌していった。




今回のモデルは、昭和19(1944)8月、関釜連線航路の警戒に従事した「あつき丸」に搭載され、対潜哨戒に任じた、独立飛行第一中隊所属の「ホ」号機である。機体上面は暗緑色、下面は灰緑色の迷彩塗装に仕上げ、主脚柱などの塗り分けも充実に再現されている。また、各部にペイントした白フチなしの日の丸や、方向舵に記入した固有識別記号、表面保護用樹脂膜を表現した灰色のプロペラ、翼端灯、主車輪や尾輪の塗りわけなど、細部の塗装も実機どおりに仕上げている。



次回は、海軍の艦上(局地)戦闘機『烈風』一一型をご紹介します。



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