日本陸海軍機大百科、特種攻撃機『剣』[キ115] 2012
12/2
日曜日



日本陸海軍機大百科、第77弾は、陸軍の特種攻撃機[剣(つるぎ)』[キ115]型を紹介しましょう。


太平洋戦争末期、圧倒的な兵力で押し寄せるアメリカ陸海軍に対し、もはや正規の航空作戦を実施する術を失った日本陸海軍が、最後の手段として採った対抗策。それが、艦舶群を目標にした”体当たり自爆攻撃”、すなわち特別攻撃だった。特種攻撃機「剣」は、その特別攻撃のために開発された、超簡単設計の専用機だった。


このモデルは、昭和20(1945)年8月、群馬県太田市の第一軍需工廠(旧中島飛行機)で完成した機体を再現している。全体をジュラルミン地肌(アルミクラッド処理)と木製構造の上塗りをイメージした銀塗装に仕上げ、胴体と主翼の日の丸は、白縁のマスキングを兼ねた暗褐色で忠実にペイント。また、機首上面は防眩用艶消し黒塗装を施した。このほか、プロペラやスピナー、胴体下面に懸吊した500kg爆弾(実際は250kgが限界)、固定脚や尾橇などの細部と躁も実機を想定した塗装に仕上げられている。



次回は、一〇〇式輸送機二型[キ57-Ⅱ]をご紹介します。


※サイト:日本陸海軍機大百科


(2012/12/02 8:10)



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