2020年、本の棚卸し。凶作続きの体たらく甚だしい。春先からコロナ禍で通勤が閉塞され、極楽電車に揺られない結果が44冊となってしまった。（多く読めばよいというものでもない）　例年の４割といったところ。2017年秋から英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊に挑んでおり、今年は20冊で、152/1,000作品読了(15.2%)に留まった。(*印)　退職したら僕の読書生活はどのようになるのか、垣間見えるようだ。しかしながら日中は在宅勤務が平年より多忙だったこともあり、一概に家で小説が読めないということはないのだ。読書はリズム、感動的な作品に巡り合えることが大事で、毎日読まないとスカッとしないが今までの気分であったではないか。よい作品は、英ガ死読1,000に含有率が高いことは事実であろうし、そこから選択していることは僕にとって賢明な判断で好ましい。
今年の全体感想は、ジョン・ル・カレのスパイ三部作に見知らぬ世界を覗き込み、久々浅田次郎氏の安心・安全時代小説、マイクル・コナリー、S・キングも手に取れたことだろう。


ｶﾞｰﾃﾞｨｱﾝ1000死必読：20冊