『ブラック・リスト』サラ・パレツキー(著) 2018
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月曜日

原書は、BLACKLIST(2003)。初読作家、本作品、ヴィック・シリーズとして連作化されている。上下巻ドッキングしたような700頁超え厚本である。全般的に女性目線の作家らしく、心情と状況説明が丁寧で、ややもするとクドイと感じる箇所もあった。しかし、中盤以降、結末はどのように終端するのか、着地見込みは如何に、と緊張感のゲインを増幅させるストーリーテラーとしての力量も見せるではないか。時間が許せば V・I・ウォーショースキーを第一作から読んでみようかと頭にメモした。

英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊:家族・犯罪系(45作品読了/1,000作品中)

ブラック・リスト (ハヤカワ・ミステリ文庫)
サラ パレツキー Sara Paretsky

4150753687

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登録情報
文庫: 727ページ
出版社: 早川書房 (2007/08)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150753687
ISBN-13: 978-4150753689
発売日: 2007/08
内容(「BOOK」データベースより)
ジャーナリストの恋人モレルがアフガニスタンの危険な取材へと旅立ち、ヴィクは不安を募らせていた。心配を打ち消そうと仕事に打ち込むヴィクは、無人の屋敷に出入りする不法侵入者の正体を突き止めてほしいとの依頼を受ける。ヴィクは張り込みを開始するが、発見したのは屋敷内の池に沈んでいた黒人男性の死体だった…9・11以後の混迷するアメリカを舞台にヴィクの活躍を描く英国推理作家協会賞最優秀長篇賞受賞作。


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