『フランケンシュタイン』メアリー・シェリー(著)‎ 2017
11/15
水曜日

原書はメアリー・シェリー作のFRANKENSTEIN(2016)、200年前に著された作品ということを念頭に。本当は心根の優しい愛情深い怪物とみなされる肉体を作ったのはフランケンシュタイン。全ての諸悪の根源は彼の身から出た錆でしかないのだ。怪物もフランケンも自分が一番不幸で幸薄い惨めな人間であると自慢比べをしている間に、誰ひとり生産的な成果を挙げるこなく、まあ、全体が暗くジメジメしたトーンで塗りつぶされて終わる。気持ちを切り換えて、スイス、イギリス、フランス、イギリス、アイルランド、北極とロケは敢行されているので、当時のことだ、旅行記気分で読めば多少なりとも鬱積する気分も晴らしてくれようぞ。しかし、フランケンが怪物を創造する描写部分が胡散臭くて辛い。いいなさんな、200年前なのだから。

※英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊:SF/ファンタジー(33作品読了/1000)

フランケンシュタイン (新潮文庫)
メアリー シェリー Mary Shelley
4102186514
登録情報
文庫: 456ページ
出版社: 新潮社 (2014/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4102186514
ISBN-13: 978-4102186510
発売日: 2014/12/22

内容紹介
若き科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、生命の起源に迫る研究に打ち込んでいた。あるとき、ついに彼は生命の創造という神をも恐れぬ行いに手を染める。だが、創り上げた“怪物”はあまりに恐ろしい容貌をしていた。故郷へ逃亡した彼は、醜さゆえの孤独にあえぎ、彼を憎んだ“怪物”に、追い詰められることなろうとは知る由もなかった。天才女性作家が遺した伝説の名著。








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