『大転落』イーヴリン・ウォー(著) 2017
10/11
水曜日

原題は、DECLINE AND FALL(1928)で、大凡90年前のイーヴリン・ウォーの小説である。時代背景の描写は時代の香りプンプンなのだが、どうにもこうにもお話に集中すことができず、決して手を抜いて読んでいるわけではなく、最後の解説まで一文字も飛ばすことなく読み終えたのであるが。なんとなく手応えを感じられない。たまにはこいったこともあっていいのだ。
本書は英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊、コメディ部門にエントリーされている。

大転落 (岩波文庫)
イーヴリン・ウォー 富山 太佳夫
4003227719
登録情報
文庫: 325ページ
出版社: 岩波書店 (1991/6/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003227719
ISBN-13: 978-4003227718
内容(「BOOK」データベースより)
「あなたも学校の先生におなりで。素行不良で退学の学生さんは大半がそうですから」。学友の乱痴気パーティに巻きこまれ、あげくに放校処分をくらってしまったポール・ペニーフェザー君。わけ知り顔の門番の言葉におくられ、教職斡旋所の門をくぐるが…。かくして我らが主人公の多事多難な人生航路が始まる。絶妙のユーモア小説。



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