内容(「BOOK」データベースより)
1968年、黒人警官デレク・ストレンジは己れの職務をまっとうしていた。白人から罵られ、黒人から同砲を取り締まる裏切り者と蔑まれても。時代は大きくうねり、黒人はキング牧師の下、権利の拡張のため社会運動を起こしていた。その最中、黒人青年が車に轢かれて不可解な死を遂げた。警察の捜査は進まず、やがて黒人による暴動の兆しが見え始める。その時デレクは…ハードボイルドの詩人ペレケーノスが綴る時代の慟哭。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ペレケーノス,ジョージ・P.
1957年ワシントン生まれ。『硝煙に消える』(1992)で作家デビュー。1996年に発表した『俺たちの日』が、1998年度“ミステリチャンネル闘うベストテン”の第1位に選ばれるなど高い評価を得る。2001年に黒人探偵デレク・ストレンジを主人公にした『曇りなき正義』を発表し、以後順調に作品を出し続けている。
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