この本書を読む前に映画「ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム」を数年前に観ていたのだが、それは本書を読んでみると実に忠実に映画化されていたと気付いた。一般的には原作が脚色されてケースによっては全く違った映画となることも多いのだが。読書では、読み進めるにつれて、頭の中で風景・人物像を自分勝手に作り上げていくのですが、これががDVDで観た映像が呼び戻されてしまったことは、イマジネーションする楽しみを削がれてしまったとも言えるし、本書のリアリティが更にアップしたとも言えるし、幸か不幸か、まあ、どちらでもよろしいでしょう。
正直言いますと面白い、全世界で爆発的ヒットをしながら、作者は既にこの世を去りました。ミレニアムも1に続き、2,3もありますから読むのが著者に対する礼儀、筋を通すってものでしょう。
|