『真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝』淵田 美津雄(著)中田整一(編/解説)  2014
11/8
土曜日

真珠湾攻撃の際、航空部隊を率いた総隊長、淵田美津雄氏の回想録と解説が加えられている。有名な「トラ・トラ・トラ」、「我奇襲に成功せり」を打電したのはこの人である。幼少から、WWⅡを経て戦後についても彼の行動、考えに触れている。戦後、クリスチャンに回心していくのだが、そのあたりは、まっ、いいか、宗教は自由であるし、それで自らが救われたと感じるのならいいではないか。久々の第二次大戦に纏わる書籍だった。

真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
淵田 美津雄 中田 整一
4062144026
登録情報
単行本: 438ページ
出版社: 講談社 (2007/11/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4062144026
ISBN-13: 978-4062144025
発売日: 2007/11/30

内容説明
戦争と平和を
奇襲攻撃とキリスト教伝道を
人生を二度生きた男

○真珠湾攻撃隊、360機を率いてハワイ上空からトラトラトラを打電した男
○ミッドウェー海戦時、艦上で病に倒れ沈没する空母から九死に一生を得た男
○海戦史上名高いレイテ湾突入作戦を、連合艦隊参謀として構想した男
○航空参謀として原爆投下の前日まで広島に滞在し、7日に爆心地に入った男
○敗戦に抵抗した厚木基地を解放し、そこにマッカーサーを出迎えた男
○降伏調印式を戦艦「ミズーリ」号で、屈辱のうえに目撃した男

この男、淵田美津雄海軍大佐は終戦6年後、突然、キリスト教に回心し、
平和の伝道者として憎しみの連鎖を断つよう、アメリカで、日本で人々に訴えた。

日米合作映画『トラトラトラ』では、田村高廣が演じた日本海軍のヒーローが、
生前したためていた自叙伝を発掘!
真珠湾攻撃から66年目にあたる今年初公開する。
海軍でも名文家の誉れが高かった男の文章は、
臨場感あふれ読み応え十分。
かつ推薦の言葉を寄せてくださった保阪正康氏に、資料性も高いと言わしめた一冊です。







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