◆上巻 内容(「BOOK」データベースより)
19世紀のロンドン。ひとりの男が11年の時を経て戻ってきた。男の名はジェイムズ・ダヴェノール。自殺する旨の手紙を残して消息を絶った准男爵家の跡継ぎだった。元婚約者の出現に心乱れる人妻、憎悪に燃えるその夫。頑として彼を認めようとしない母と弟。それぞれの思いがやがてダヴェノール家の忌まわしき歴史の扉を開ける。
◆下巻 内容(「BOOK」データベースより)
周囲の動揺をよそに、あくまで紳士的なジェイムズ。その記憶は本人であることの揺るぎない証拠と思われたが、不可解な“事故”が続くうち、人々の疑惑は膨らんでいった。彼はいったい何者なのか?ダヴェノール家の恐ろしい血の呪縛は消えたのか?ゴダードの卓越したストーリー・テリングがさえるゴシック・ミステリーの傑作。
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