『人体探求の歴史』笹山 雄一著 2014
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土曜日

書名のとおり、人間の身体が、日本で、諸外国で、何故そう呼ばれてきたのか、どのような治療が行われてきたのか、各パーツ(部位)の役割はどのようになっているのか、細胞レベル、染色体レベル、遺伝子レベル、進化論レベル、また、どのような働きがあり、それらの部位で症状が勃発する契機は、その後、どのような変遷を辿っていくのか、浅く深く、理学部教授だった著者により丁寧に、易しく、難しく執筆されている。

蘊蓄話のネタにもなるだろうし、または、人間を解剖したくなるかもしれない。

部位別に執筆されているので、興味をそそられるパーツから、ランダムに読み進められることができよう。

・眼
・松果体
・耳
・鼻
・心臓
・血液
・骨
・肝臓
・腎臓
・膵臓
・肺
・消化管
・肛門
・精巣
・卵巣

人体探求の歴史
笹山 雄一
4806714607
登録情報
単行本: 321ページ
出版社: 築地書館 (2013/7/2)
言語: 日本語
ISBN-10: 4806714607
ISBN-13: 978-4806714606
発売日: 2013/7/2

◆内容紹介
普段、何気なく使っている器官や臓器の名前だが、
昔の人たちは自分たちの体をどのように捉え、
それぞれの名前を付けていたのか。
現代にまで続く人体探求の歴史と、
古代魚の名残である鎖骨、三度作られる腎臓、
嗅覚でガンを見つけるイヌの研究、
山中教授のiPS細胞が開く難病治療の道など、
人体の進化と最新の知見に触れる一冊。

◆内容(「BOOK」データベースより)
ひらめき、ちょっとした偶然、抑えきれない探求心、地道な実験・研究、燃えたぎる使命感…。私たちの体の仕組みが解明されるまでには、古今東西の医師や科学者たちの悲喜こもごもがあった!そして人体への探求は現在も続く。最新の研究成果とともに、人の体とその解明の道のりを明らかにする一冊。







(2014/03/08 14:57)


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