日本SF短篇50 III[1983-1992] 2014
2/10
月曜日

日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジーの其のⅠに続く其のⅡ、そして其のⅢ。

年代は順繰りに現在に近づきつつあるが、この篇算されたSFも、僕の嗜好に叶う作品、またそうでない作品がある。「おっ!」と響き唸る作品は、他の作品も拝読させていただきたい気持ちになる。

「戦場の夜想曲」、いいね。
「火星甲殻団」、この文庫を読んでみようと思うけれど、かなり値が上がっている。BOOKOFFで探すことにしよう。
「見果てぬ風」、これまたいい。どういいのかは、僕の感じ方と皆さんの感じ方は違うのは”自明の理”ですから、感想は差し控えておこうと思う。(面倒なだけで・・・)
椎名誠は90年代後半に嵌って、40冊以上は読んだ事がり、懐かしく読ませて貰った。彼の人柄、ユーモアさに親近感を覚える。
「星殺し」は僕の波長には合わない。

いずれにせよ、いろんな作家に触れることが出来る楽しみは充分にある。

目次


【目次】
1983 交差点の恋人 山田正紀
1984 戦場の夜想曲(ノクターン) 田中芳樹
1985 滅びの風 栗本薫
1986 火星甲殻団 川又千秋
1987 見果てぬ風 中井紀夫
1988 黄昏郷 野阿梓
1989 引綱軽便鉄道 椎名誠
1990 ゆっくりと南へ 草上仁
1991 星殺し 谷甲州
1992 夢の樹が接げたなら 森岡浩之
巻末解説 星 敬



日本SF短篇50 III: 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー (ハヤカワ文庫JA)
日本SF作家クラブ
4150311153
登録情報
文庫: 528ページ
出版社: 早川書房 (2013/6/6)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150311153
ISBN-13: 978-4150311155
発売日: 2013/6/6

日本SF作家クラブ創立50周年アンソロジー第3巻。
1983年から1992年に発表された作品より、
山田正紀の時空SF《神獣聖戦》シリーズ「交差点の恋人」、
栗本薫の小説による現代社会批評ともいうべき「滅びの風」、
森岡浩之のデビュー作であり、人工言語SFの名品「夢の樹が接げたなら」など十篇を収録。
現代日本SFを牽引する作家が次々と誕生した躍進の十年の精華を届ける。







(2014/02/10 20:21)


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