坂の上の雲<新装版>一
司馬 遼太郎
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商品説明
同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。
司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。(土井英司)
登録情報
単行本: 449ページ
出版社: 文藝春秋; 新装版 (2004/4/9)
ISBN-10: 4163228101
ISBN-13: 978-4163228105
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坂の上の雲<新装版>二
司馬 遼太郎
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内容(「BOOK」データベースより)
この十九世紀末というのは、地球は列強の陰謀と戦争の舞台でしかない。―日清戦争の勝利にわく日本。しかし、思惑が複雑にからみながら列強の干渉は強まる。秋山好古は対コサック騎兵作戦を、秋山真之は対バルチック艦隊戦略を着々とたてはじめる。そして正岡子規はその最後の情熱をかきたて、文学にむかう。
単行本: 373ページ
出版社: 文藝春秋; 新装版 (2004/4/9)
ISBN-10: 4163228209
ISBN-13: 978-4163228204
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坂の上の雲<新装版>三
司馬 遼太郎
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内容(「BOOK」データベースより)
旅順の港とその大要塞は、日本の陸海軍にとっての最大の痛点であり、ありつづけている。―日清戦争から10年後の明治37年(1904)2月10日、日露戦争開戦。軍事力も財政力もロシアに劣る日本は、戦局の長期化を避けたい。しかし、満州を主戦場とする陸軍にとっても、一日も早く制海権を握りたい海軍にとっても、旅順の大要塞が大きく立ち塞がった。「日本人とは何か」を問う畢生の大作。
登録情報
単行本: 415ページ
出版社: 文藝春秋; 新装版 (2004/5/15)
ISBN-10: 4163229000
ISBN-13: 978-4163229003
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坂の上の雲<新装版>四
司馬 遼太郎
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内容(「BOOK」データベースより)
旅順の乃木軍司令部から児玉のもとに入ってくる報告は、ことごとく敗報であった。―旅順の要塞との死闘はつづいていた。要塞に対し正面攻撃に固執する乃木軍は、兵士たちを死地へと追いやりつづけた。兵力が衰えるなか、攻撃の主目標を二〇三高地に限定せよとの声が高まる。そこからは、旅順港が眼下に見下ろせるからであった。「日本人とは何か」を問う畢生の大作。
登録情報
単行本: 509ページ
出版社: 文藝春秋; 新装版 (2004/5/15)
ISBN-10: 4163229108
ISBN-13: 978-4163229102
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坂の上の雲<新装版>五
司馬 遼太郎
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内容(「BOOK」データベースより)
考えてみれば、ロシア帝国は負けるべくして負けようとしている。―旅順陥落。世界の関心は「ロシアはなぜ負けるのか」にあった。しだいに専制国家としての陋劣さを露呈するロシア。「旅順艦隊全滅す」の報は、マダガスカル島の漁港に留まり続けるバルチック艦隊にも届いた。そして最大規模の総力戦、奉天の開戦で両軍は死闘する。
登録情報
単行本: 363ページ
出版社: 文藝春秋; 新装版 (2004/6/15)
ISBN-10: 4163230106
ISBN-13: 978-4163230108
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坂の上の雲<新装版>六
司馬 遼太郎
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内容(「BOOK」データベースより)
旗艦三笠が、ついにロジェストウェンスキーの大艦隊を発見するにいたるのは、午後一時三十九分である。―「皇国の興廃、此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」明治38年(1905)5月27日午後1時55分、ついに四色のZ旗がかかげられ、日本海海戦は始まった。そして「最後の武士」として生きた秋山兄弟の人生を追って、大長編は幕を閉じる。
登録情報
単行本: 471ページ
出版社: 文藝春秋; 新装版 (2004/6/15)
ISBN-10: 4163230203
ISBN-13: 978-4163230207
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