『バイクも乗せる大型チャーチチェア』 2012
5/25
金曜日

『椅子にバイクを乗せて、えらい、でっかいイスですな??』
と感じてもらえた方は、とても素直です。

















家具はアンティークからリプロダクションまで、はたまたイミテーションまで様々である。
お値段もピンきりである。

4月末、リプロの無垢仕上げでいいからと、Ams Table and Chairsの店主と掛け合い、
ベビー・チャーチチェアをお安くしてもらった。

早々、2日ほど日干しにして、BRIWAXはアンティークパイン色のワックスをかけた。

ふむふむ、なかなか色合いがよくなってきた。

ここで、このチャーチ・チェアは大人用ではなく、ベビー・チャーチ、つまり子供用なのである。
(全高:57cm、腰の高さ:30cm)

然るに、大人がダイニングで使おうものなら、両手を高く差し上げ、お皿の中を
見ることなく器用に食べなければならない。

床にこぼれた料理で後片付けは大変なことになるだろう。
これは辛いのではないか。
料理ももったいないではないか。

では、どういった用途に使うのか?

 (1)鉢植えを置いてみたり、
 (2)小物を置いて玄関に飾ってみたり、
 (3)子供を座らせてみたり・・・
(3)はあり得ないお話だから、どのように使うか、今から考えるのである。


そもそも、家具なんざ、使い倒して、あちらこちらに傷があるのが本物である。
少なくとも10年間は日常的・恒常的に使われるべきである。
特にパイン材の家具は尚更である。

リプロダクションからアンティーク家具へ格上げするのは、ずぶの素人がプロになるのと同じこと。
年期が必要。
多分、僕が30年後に孤独死となっても、まだ、アンティークと呼ぶには青二才だ。
アンティーク家具への道のりは厳しい丁稚奉公社会なのである。

ここで飾っておくだけでは、ベビーチャーチチェアは痛むこともなく、
風合いは飴色になってきても、ただ、それだけである。


僕が考えるベストな方法は”幼稚園”とか、”保育園”に数年間、預けて使ってもらう。
すると、乱暴に扱われ、あちらこちらが傷だらけ、となってくる。
そう、ようやく、艱難辛苦、武者修行も終焉を迎えることができるのである。

これが一番、手っ取り早くて、王道で、素直ではないか。



(2012/05/25 21:30)


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