守りと攻めの「グローカル」&「ジャパンプレミアム」 2012
4/18
水曜日

先日の「グローカルとジャパンプレミアム」からの続編。

「週刊東洋経済(4/14)」からの抜粋となる。詳細は以下の書籍からどうぞ。

10年後に食える仕事、食えない仕事
渡邉 正裕
4492261036

内容紹介
これからの経済はグローバル化だ、皆が英語を操って世界を相手に丁々発止のビジネスをしなきゃいけない、キャリアアップして世界に通用する人材にならないと生き残れない─。そんなまことしやかな言説がはびこっている昨今だが、それは英会話学校やビジネススクールの営業トークに過ぎない。ところが、そんなうたい文句に脅され、自分もキャリアアップしなくては、と様々な講演に出かけたり、ビジネス書を読み漁ったり、とりあえず英語学校に通ってみたり、資格取得マニアになったりして、疲弊している人も多い。 実際には、グローバル化がいくら進もうが、日本人の仕事として日本に残る仕事は、必ず残り続ける。逆に、グローバル化で減る仕事、賃金相場が限界まで下がり続ける仕事、丸ごとなくなる仕事がたくさん出てくるのも事実だ。だから、自分がどの領域で稼ぐのかを考え、仕事を選び、能力を高めていかねばならない。本書はその航路図となるものを目指して執筆した(本書「はじめに─正しい航海図を持とう」より)。

 グローバル化やIT化の進展によって、日本人の職の72%が急速に価値を失いつつある。世界経済の悪化が、その変化のスピードをさらに早めるだろう。失業は増え、給料の下落は止まらない。本書は、この困難な時代に立ち向かうために書かれた「仕事・職の航海図」だ。あらゆる仕事・職を4つに分類、日本から消えゆく職業、逆に最後まで残る仕事などを豊富なカラー図版やチャートを使って分析しながら、では私たちはどのように対処すべきかを明快に論じる。職の本で定評のある著者が放つ衝撃の一冊。就活中の学生も、現状に不安を感じているビジネスパースンも、定年後の再就職先に悩んでいる世代も必読です。さあ、あなたの選んだ仕事は10年後もあると言えますか?




日本人メリット、五つの要件に分類すると、

1.「独自カルチャー依存」
 ・日本料理
 ・漫画やアニメ
 ・ゲームクリエーター

2.「チームワーク&サービス」
 ・メンテナンスの完璧さ
 ・礼儀正しさ→サービス業
 ・旅館、ホテル、航空会社
 ・テーマパーク
 ・美容師、ネイリスト、サロン

3.「信用&コミュニケーション」
 ・外国在住の日本人向けビジネス
 ・地縁、血縁、学閥の人脈

4.「ハイレベルな日本語」
 ・生え抜き日本人
 ・弁護士、裁判官

5.「国による参入規制」
 ・国家公務員(国籍条約による制限)

ここで、「グローカル」と「ジャパンプレミアム」の職業のみを抜き出し、縦軸のスキルタイプはそのままに、国際競争力が期待できるか否かを横軸に取って、再マッピングしたものが以下の図である。

これらはすべて日本人メリットがある職業ばかりだが、世界に打って出られる職業を右側に、顧客が日本人に限定される職業を左側に配置した。右側が「攻め」、左側が「守り」となっている。




どうでしょう?
仕事も切り口を変えると、いろんな捉え方が出来るもの。
仕事の向き・不向き、才能云々、努力の度合い、辛抱強さ、やりがい、向上心、名誉欲・・・・

で、あなたは自分の仕事をどう考えるのか?

それはあなたの自由。






(2012/04/18 19:39)


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