今日、２本目のブログ。
部屋でいろいろ、あーだ、こーだするのですが、
オープンテープデッキを回しながら、あれこれ物思いに耽るのも好きです。


数日前、３台あるオープンデッキの一台の左チャネルが再生しなくなりました。
こういったときは、そればかりに気持ちが囚われて何とかならんものかと試行錯誤します。
俗に言う”切り分け”をして被疑箇所を絞り込んでいくのです。
　（これはこれで楽しい営みです）

しかし、どうしても素人では如何ともし難いことがあります。

以前に本機のをメンテナンスをしていただいたプロに指南を請いました。

すると、

簡単そうなのでやってみました。

	ヘッド（サイコロみたいなシルバー色）の間にある茶色の部分が「ヘッド切替スイッチ」 ここに接点復活剤を噴霧 スイッチを十数回切り替え、接点復活剤を馴染ませる
	表から見るとヘッドブロックはこのような風体 中央の4tと2tの部分が「ヘッド切替スイッチ」 （テクニクスのこの機種は取り外しが出来る）
	どうでしょう。 ＬチャンネルのＶＵメータも綺麗に振れています。
	1970年代後半に製造された民生品 30年以上も昔のこと 2tr(play/rec) 4tr(play only),speed:9.5cm/s 19cm/s 38cm/sでは2tr-38cm/s（つーとらさんぱち）が一番強烈に力強い、音が厚くてずっしりと聞かせてくれる。

なぜに嬉しいか、
パワーのあった時代のオーディオメーカーは未だに
　修理すれば、
　調整すれば、
　当時のスペックを保持したまま動く、
　健気なヤツ、
ということです。

電子部品がぎゅっと集約された今時のオーディオ製品では厳しいところもあります。
買い換えるのが一番手っ取り早かったり・・・

でもそういうのは僕は好きではないのです。

大事に大事に、修理して使い続けるのがうれしいのです。


モノは大事に使いましょう。



(2012/01/08 18:54)

P.S.
本機・調整後の周波数特性は以下のとおり。”プロの技”で
　○音声基盤調整一式
　　（録音・再生･入力レベル調整、録音・再生イコライザー・録音バイアス調整、VUメーター感度調整 ）
　○　録・再ヘッドアライメント調整
　○　テンションローラーベアリング２個交換
これで数千円は有難いことです。