すべてが”病気・障害”だけの「私」ではない 2011
10/26
水曜日

リワークは28日目。
ブログは2本目。

マズローの欲求階層説(欲求階層理論)というのがある。
ピラミット型で、下位層から上位層まで5段階に欲求がエスカレートしていく図はご覧になったかたも多いでしょう。

ここで、気分障害者は、下位層から二つ、生理的欲求と安全欲求の一部が満たされていない。
生命を維持するため、自動的に防御本能が働くのだろう。(以下のボールド字が該当する(想定))

1.生理的欲求
 人間が生きていくために最低限必要な、生理現象を満たすための欲求。食物、排泄、睡眠など、個体として生命を維持するために必要な基本的な欲求

2.安全欲求(安定性欲求)
 誰にも脅かされることなく、安全に安心して生活をしていきたいという欲求。雨・風をしのぐための住居を欲するというものから、戦争などの争いごとのない環境で過ごしたいという欲求まで含まれる。食べるものに不自由しなくなると、次は安心して食事や睡眠を取れる場所が欲しくなる。

ここで、昨日、学習・トレーニングした
 『健康回復プログラム』、
 『ぴあカウンセリング講座』
について簡単に触れたい。
月に2回程度の割合で、この道では専門家である”土屋 徹(愛称は「つっちー」)”講師を招いて行われる。
リワークでこのようなプログラムを開催しているところは少ないときく。

◆『健康回復プログラム』
 ・病気や障害と付き合っていると、調子の悪さを気にしながら、できないこと、やれないことに
  注目してしまいがちだが、忘れがちなのが、誰でも「健康な私」を持って生活している
 ・健康な部分に注目して伸ばしていこう。
 ・すべてが”病気”の”私”ではない
 ・ここ(リワーク)に出所していることも、食事が出来ていることも脱糞するのも健康のひとつ。

◆『ぴあカウンセリング講座』
 ・同じ仕事をしている仲間(それにこだわらずに)どおし、自分の経験を持ち相手に接する
 ・自分が仲間を助ける
 ・自分のしていたことや考えが相手に伝わる
 ・{ぴあ}=相談した人、相談を受けた人がお互いに得をする

 知り合いや仲間を増やすきっかけにもなり、
 自分自身に目が向けられるようになり、
 人と人とのやりとりが上手になり、
 人の相談を受けるやり方を学べ、
 これからの自分自身に自信もつことができるようになる
ことを目的としている。

相手から相談を受ける時、以下のように対応するといい。
どこでも誰でもいつでも使うことができる。(シンプルだ)
選択肢の幅をひろげていくことになるだろう。


実践されたし!


 (1)まずは、相手(相談者)の話を聞いてみましょう
 (2)相手のがんばりや、よい点を伝えてあげましょう
 (3)こ場でどのようなアドバイスや、アイデアが欲しいのか、(相談者に)聞きましょう
 (4)そのことについて、自分の経験などをもとにアドバイスを伝えてみましょう
 (5)(お互いに)相談して、(相談者が)これからどうしていくのか、聞きましょう。<相談者の宣言>



どうでしょう、参考になりましたか?


(2011/10/26 20:37)

※背景色(日本の伝統色):百入茶(ももしおちゃ #1f3134 R:31 G:49 B:52)


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