変な夢 2011
9/20
火曜日

☆2011.9.20追記:
 本ブログで「タリーアップ」と記述したが、「ドリーイン」というのが正しい。
 お詫び申し上げます。
 「タリー」はカメラに付いている赤いランプのことで、スイッチャーがカメラを1カメ、2カメなどにすると
 それに応じてタリーランプが点灯する。司会者はこのランプに注意して視線を合わせる。
 「ドリー」とはカメラを固定せず、カメラ自体が移動すること。ドリーイン(近づく)、ドリーアウト(離れる)という。
 「ドリー」と「ズーム」では明らかにムードが違うことがお判りでしょうか?
 ちなみに、「パン」というのはカメラを固定にしたまま上下に振ること。-アップ、-ダウンという。ティルトともいう。 
 左右に振るのはパンニングという。
 パンニングの基本は撮影し始めと終わりをFIX(カメラ固定)にすること、イライラするほど ゆっくりと
 パンニングするのが基本。カメラが水平に設置されていること。水平軸がずれないようにするのことも大事。
 これらカメラワークを知っていると便利。(日常では滅多に使うことはないが。 ウンチクでした。




この前から『悪夢』を見るとブログに書いた。
今夜も変な夢をみた。
喉の渇きと共に目が覚めた。
時計はAM2:30をさしていた。

こんな夢だった。
シナリオ風に。
深夜でラリって書いたので長い。
でも「夢」の内容は事実。

※:シナリオになっていない、独り言を喋りすぎ。熟考を要す! 読むに耐えん。
 (※印はシナリオライターの添削)


シーンNo.XX(外の様子)
気候は曇天。
長い長い石段を昇ると古い朽ち果てた3階建ての木造校舎。
昭和初期に建てられた風合い。

シーンNo.XX(校舎内
内装は木の地肌が黒く、くすんでいる。

シーンNo.XX(校舎3階)
階下から風景を見下ろすカット
(景高さがあることを強調)
廊下からカメラが主観ショットで寄り、一番奥の部屋の扉を引く。

シーンNo.(部屋)
部屋の中は荒れている。
あらゆるものが散乱している。
床はゴザ敷き。
※具体的な記述不足、特に荒れていることを詳しく現すこと。

胴体がワニ(金属製の骨組み)で、頭の部分がヘビの合体が床に仰向け状態で鎮座。

主人公:「なんだ、これ?」
     軽く手で触れる。
ワニヘビ:ゆっくりと揺れだす。
主人公:両手でひっくり返し、うつ伏せにする。
人造人間:ワニヘビから大きな人間に変わる。(フル・ショット)
       ターミネータのシュワルツェネガーの体躯。(人造人間の風貌)
       顔の表情は間抜け顔。
       頭は丸坊主。
       上半身だけ裸体。
       身長は天井に届く寸前。
人造人間:人造人間に見下ろされている主観ショット。
主人公:人造人間を見上げている主観ショット。
      (シーンを短くスイッチし緊張感を高める)
人造人間:主人公めがけて襲いかかる。
主人公:何度も突き放す。
人造人間:執拗にまとわりつく。
※人造人間のまとわりつく状況を具体的に記述すること。
主人公と人造人間:取っ組み合いになる。
            同時に倒れる。

主人公:「このままじゃ殺されてしまう」
     人造人間の頭にかぶりつく。
主人公:顔をゆがめる。(フケの臭さを嗅いだときの表情)

シーンNo.XX(廊下から玄関)
両者:押し問答しながら1階の玄関まで進む。

シーンNo.XX(玄関と石段)
主人公:人造人間を突き落とす。
人造人間:石段を真っ逆さまに両足を広げたまま倒れる。
      石段を一段ずつ落下、同期を合わせ両足が上下する。
      玄関越しにジーンズと褐色色のトレッキング靴だけが映り下がって見えなくなる。
      (スローモーション再生)
主人公:ほっとした表情。顔が緩む。

※これはシナリオではない、と専門学校時代のシナリオ講師だった井上先生なら叱るだろう。
 ト書きは全て動作で表現しなければならない。
 感情や独り言を現す具体性が必要で映像的にすること。
 逆にト書きの解釈は演出家の腕に任せる大まかさも必要。


人造人間:靴音がだんだん大きくなる。
主人公:貧乏揺すりを始める。

人造人間:ゆっくりと石段を登ってくる、
    :頭からゆっくり見えてくる。

主人公:「また来る、どうしようどうしよう」
     「そうだ、玄関に鍵をかけよう、入られなくしちゃえ」

※これは通常頭で考えることではないか。
 すべて口で喋るのはシナリオとしては最悪。
 テレビのミステリー番組と同じく自分で感情を喋ってしまう。


玄関は中央にねじ込み式の鍵。
主人公:鍵を手荒く扱う。
(鍵をかける音を強調すること)
人造人間:玄関に近づく。
主人公:鍵をかけ終える。
     大きく溜息を吐く。
人造人間:玄関から校舎の横にまわる。

シーンNo.XX(校舎内)
ガラス窓が廊下に沿って続く。
一つの窓ガラスが大きく割れている。
主人公:主観ショットで窓ガラス越しに人造人間を捉える。
人造人間:ニヤニヤしながら主人公に近づく。

(人造人間が登場するシーンは何故かここで終わる。
 夢であるため、ストーリーに連続性がない。)

シーンNo.XX(校舎内)
1階(グランドが映しながら)にパソコンがある。
主人公:パソコンを操作する。
     キーボードの音。
FAXから用紙がギーギーと音を立てながら紙が出てくる。
カラー顔写真を2枚貼り付けた女性の紹介状。
カメラはFAXへドリーインで寄る。
FAXから用紙へパン・ダウン。
女性の顔を抜く。
続いて、柔らかい手書き文字とタイプ打ち(英語)が混ざった用紙がFAXを受信する。

主人公;「何、これ?」
主人公、ぽかんとした表情で口をだらしくなく開ける。
用紙がAXの受け皿にたまっている。

シーンNo.XX(自分の部屋)
部屋の広さを強調する。
床はゴザ敷。
戦後の下宿の様子を再現する。

スピーカー音(低音をリミット、高音をブースト):「ご飯よ」
主人公:「そうか、ここは1階に食道があるんだ」
     「何も説明受けてないのに」
※これも独り言表現、通常こんな台詞は吐かない。熟考せよ。

シーンNo.XX(廊下)
他の教室は誰も使っていない様子をドリーでカメラ移動。
床は板張り。
主人公:「どうせならこちらの部屋にしてくれたらよかったのに」
※何度も独り言を呟いて誤魔化すな。

シーンNo.(まわり廊下)
2階から1階に差しかかる周り廊下に茶色の猫が鳴き声を出さずに動かず座っている。
主人公:「剥製かなぁ」
     指で軽く押す。
猫:微かに動く。
主人公:「なんだ、生きてんだ」
     猫を詳しく観察もせずに廊下を降りる。
猫:「ねぇ、ねぇってば」(嗄れた婆さん声、まだ猫のショットは抜かない)
主人公:振り向く。
人間猫:顔だけお婆さん、全身は猫の毛皮で覆われている。
     直立のまま近づいてくる。
人間猫:「ねぇ、わかった、私が人間って?」
     「ねぇ、わかってるの」
主人公:猫と視線を合わさない。
人間猫:「ねえ、ねえってば・・・・」
     「何とか言いなさいよ、ねぇってば・・・」
     繰り返しながら声が小さくなる。

シーンNo.XX(食道)
主人公:一階の食道に着く。
若い女性がたくさん(20人程度)座って朝食を食べている。
主人公:満面の笑顔。
     垂れた涎を手で拭う。
一人の女性:(さきほどの)FAXの排出トレイから紙を取り出す。
      笑いながら眺めている。
主人公:「人のFAXを勝手に見やがって、やめろよ、プライバシーの侵害だぞ」
一人の女性:主人公にFAX用紙を手渡しながら
     「そういや岩佐さんに女性もののハンドバックが届いているわよ」
     「白くて小振りなやつよ」
     「それでね、電話があって、部屋に忘れてきたから預かっておいてって言ってたよ」
主人公:首をかしげる。
     「何で、部屋に置いてあるハンドバックが届くんだよ、変だろ、これって」

別の綺麗な女性:「ねぇ、FAXが届いているわよ。お母さんの保険の見積もりだって」
主人公:「なんで死んでしまった母への見積もりが届くんだ、今更保険かけてどうすうんだ、えっ」
     悩んでいる表情
※ト書きとしては甘い。具体的表現にせよ。

シーンNo.XX(3階の廊下)
窓の外は暗闇。
主人公:廊下の床から2メートルの高さのベッドで寝ている。
     主人公のベッドから廊下の奥まで女性陣がベッドで寝ている。
     主人公のベッドから女性陣のベットへ俯瞰ショットでズーム・バックしながらパン・ダウン。
     ベットの台数は20台。
女性陣:寝息の音。
ガラス窓が激しく揺れ、ガタガタする音、地響きの轟音。
主人公:ベッドに寝たまま動かない。
     主観ショットで天井が左右に振れる。
スピーカーからの大きな音(低音リミット、高音ブースト)
女性の合成音:「緊急地震速報です。これは演習ではありません。直ちに避難してください」
          アナウンスが繰り返す。
主人公の体:ベットに寝たまま金縛り状態。
        目だけがまばたきを繰り返す。

ここで目が覚めた。
記憶があるうちにメモした。

もう一度寝よう。(2011/09/20 3:25)



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