文庫本用本棚製作 2010
9/29
水曜日

 今日は気分が乗らず(何っ!!)、有給休暇を頂いた。昼から、天気も良いことだし、文庫本用の本棚を作った。今回、文庫本本棚なので、背板は使わなかったが、飾り棚等に作る場合は、背板を充ててもいいだろう。安く上げるにはベニヤ5mm厚程度を艶消しのマッドなペンキで塗り、背面に貼り付ければカントリー・スタイルな風合いが醸し出る。僕の好みのお勧めカラーとしては、このようなもの。

枡花色 樺色 山吹色 浅緑
先日、注文してあったパイン集成材が届いた。3x6尺、25mm厚を希望のサイズに切断して配達してくれるサービスが供されている。

材料費】
ヨーロッパパイン集成材 3×6尺 厚さ25mm(yps-4) 10,815円 × 1 = 10,815円(カット料:3,150円 梱包送料:2,100円 代引き手数料:315円)合計金額:16,380円(税込)

木のある暮らしをお手伝い ホルツマーケット

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道具類。無ければなくても何とかなる。ハタガネ(左列)は使わず、クランプを棚板抑えとして使った。写真にはないが、電動ドライバーがあるとネジのぶん回しに便利。
梱包を解いた材料。棚板と端材。左の積み上げた端材は、棚を等間隔に、また製作しやすくするため、”充て木”にする。
側板の内側などは棚を付けてしまうと、ヤスリがかけにくくなるので、さっとサンドペーパーをかけておく。
これはダボ穴用のドリル。10mmの直径で、鍔(つば)が付いているので、一定の深さに穴を開けることができる便利なドリル。
側板に上述のドリルを使って穴を開ける。
棚板に木工用ボンドを塗る。染み出したボンドは直ぐに塗れ雑巾で拭き取る。後は、木ネジをズンズンと打ち込んでいけばいい。
製作途中、丁度半分出来上がった状態。接着は木工ボンドと、木ねじを用いた。棚の間隔を一定にするには、高さ分の長さに切断した端材を棚板の両側に挟み、クランプで固定すると寸分違わくなり、また、製作が非常に楽になる。
ダボ穴に木工ボンドを少量詰めて、
ダボ穴(10mm)を金槌で叩き入れる。
※ダボ穴は材料として安く売っている。まさか、削り出すほど暇人はいないだろうが・・
薄刃のノコギリで、葉書をノコギリの下に充てながらダボ穴を切断すると、このようになる。葉書をノコギリの下に敷くのは下地を傷つけないため。
完成し、蝋密ワックス(アンティークパイン色)を塗り込み、ウエスで充分乾拭きをしながらサクッと磨く。
背が高く(1.8m)、薄い家具は転倒に注意すべし。倒れてからでは目も当てられない。僕のアイデアで、突っ張り棒の替わりをさせるため、8mmφのシャフトとワッシャ・ナットで細工する。これだと2~3百円で揃えられる。
下側部分。木材にドリルで穴を開けておき、ワッシャ+ナットで、天井面と突っ張り棒の役割をさせる。スパナでナットを回してワッシャを押し広げ、テンション(張り)を与える。
上側(天井側部分)分も同じ。
出来上がり。玄関の廊下脇に据えた。
上段には、日本陸海軍機を並べてみた。
下段は読み終えた文庫本を入れた。約200冊程。別場所にも100冊程ある。

ということで、午後から3時間ほど、暇つぶしの日曜大工は終了!!
■文庫本本棚設計
天板 25 25 750 25 800
160 1
棚1 25 天板・底板奥行き 115
160 2 棚板奥行き 110
棚2 25
160 3
棚3 25
160 4
棚4 25
160 5
棚5 25
160 6
棚6 25
160 7
棚7 25
160 8
棚8 25
270 9
下板 25
合計(高さ) 1800
延長幅 6750 仕上げ:ワックス
平均文庫本の厚さ 16 タボ穴埋め 10φ
収納文庫本数 421.875

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