深川黄表紙掛取り帖』山本一力著 2010
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土曜日

 新年、二日目。そういや、今年は年男。今年の抱負は、毎年同じ、”感謝の気持ちを忘れず”、”人様に迷惑を掛けず”、”日々笑って暮らす”なんだけれど、人様に迷惑はかけているだろうし、発言は、「あっ、しまった、言っちゃった。へへへへ・・・」も日常茶飯事だし、今年は少しだけ人格を矯正・補正して、大人の風格で迫りたいものだ。(無理だろうな、どう考えても、無理・無理)

 読書三昧はまだ一冊目。山本一力著の『深川黄表紙掛取り帖』で、この人の本は気負うことなく、とてもリラックスして読めるし、何時でも一定の安定感がある。話しの中に、僕の住む行徳が一瞬出てくるし、会社近くの鮫洲も出てくる。北品川・南品川、芝、深川、etcな部分も親近感がもてる。そしてまた、江戸は元禄時代の庶民の様子がうかがい知れて、人情ほろりで痛快劇的なお話だ。

 映画三昧の話しでいえば、暮れに有楽町マリオンで「カールじいさんの空飛ぶ家」が3Dで刺激的だった。これからこの手の映画は増えるだろうね。それとレンタルで「キャンプ・ロック」、これは外れだった。ショーン・ペン監督の「イントゥ・ザ・ワイルド」は主人公のエミール・ハーシュ君が清々しい演技でよかったね。ちと、もの悲しい結末だね。さて、夜も1本観よう。じゃ。(2010/01/02 19:08)

文庫: 393ページ
出版社: 講談社 (2005/11)
発売日: 2005/11
内容(「BOOK」データベースより)
カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。定斎売りの蔵秀、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い四人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文佐衛門とも渡り合う。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。

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