ガンズ&ローゼズのライヴに東京ドームへ行った。ニュー・アルバム、チャイニーズ・デモクラシーがリリースされたことは過去ブログに書いたけれど、そのアルバムをひっさげての3時間20分に及ぶライブだった。
伝説のバンドと言われた彼らの宣伝塔はヴォーカルのアクセル・ローズだが、ビア樽のように膨らんだその体からは、20年前のスリムでカリスマ的な雰囲気を窺い知ることはかなり困難を要する。ロッカーは太っちゃイケナイ、絶えず、律して、制して、公私を公に晒すのだから、ロックバンドとしての誇りをもっていてほしいものである。
もうひとつ、東京ドームの音響がこれまたいけない。三塁側外野スタンドなので、アリーナよりは条件が悪いのかもしれないが、こもったような音はいただけない。もっと、ライブハウスのようなライブ(反射的音響)で、ベースやドラムがズシンズシンと腹に響くようでなければならない。
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ニュー・アルバムもまんべんなく披露したが、どうしても旧作品の曲が盛り上がるのも、これまたしかたがないことか。
とまあ、いつになく辛口ブログになってしまったが、アクセル・ローズはよく声も出ていた。ステージも所狭しと走り回っていたし。(しかし、ちょっと痛々しい・・・・)でも、長時間ライブをこなす体力はさすがプロだ、とこれは褒めてあげたい。(2009/12/19
23:50)
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