『伝える力』 2009
11/5
木曜日

 昨夜も早寝で、今朝も早起き。さて、弊社の社内誌に「伝える力」というトピックスがあった。コミュニケーション・ギャップとも言われるが、「伝え手側」と「受け手側」の間に立ちはだかるのが「視点の違い」という見えない壁としていて、スムーズなコミュニケーションには俯瞰的に眺めるというのと、それに重要なのは”絶対座標”と”相対座標”の違いを理解・意識していることだと書かれている。

 ”絶対座標”というのは、北緯何度何分、統計何度何分的であって、”相対座標”というのは「そこを道なりに行って信号を左に曲がった先」というように曖昧な表現的なもの。でもここいらの人の立ち位置、視点、視野は千差万別だから、ある言葉を聞いて思い浮かべることも各々違ってくるのは当然で、そういった意味で、話を始める際の土俵、基軸が双方であっているか、それらを確認した上で、お互い伝えたいことを伝え合うのが大事で、伝えるための言葉が有効に共有化していくということになるね。

 さて、もうひとつ、ポイントして、円滑なコミュニケーションのために大事なこと。「向こう側から考える」仮説思考力といわれていて、「向こう側」というのは受け手である相手のことで、この仮説思考力がどれほどか、皆さんの診断をチェックリストでして見ましょう。

1. 催促されることが多い。 YES No
2. 最終着地点を確認せずに会議に臨むことがある。
3. 休日に「暇だ」「することがない」と思うことが多い。
4. 3年後の自分を想像したことがない。
5. 言うことがコロコロ変わる人がいて困っている。
6. 何度行っても分からない人がいて困っている。
7. 「道具(カタチ)」から入るタイプである。
8. 常に完璧を狙うが、完成(実現)しないことが多い。
9. 「この状態では人に見せられない」と考えることが多い。
10. 十分な情報がない場合は結論を出さない。

 これは「向こう側から考える」仮説思考力を妨げる「阻害求心力」の強度をチェックするもので、YESの数が多いほど阻害求心力が強い。逆に、NOの数が多い人は仮説求心力が高い。 さあ、皆さん、どう? 僕はNOが8個だな。じゃ。(2009/11/05 5:57)


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